ウォルトディズニーワールド(フロリダ)車椅子旅行 飛行機の個人手配

ウォルトディズニーワールド

フロリダまでは交通費だけでもかなりのお金がかかってしまいますから、航空券もできるだけ節約したいですよね。
そういう方には、完全個人手配が一番だと思います。
ただ、身体が不自由だったりで車椅子を利用している場合は、

健康な方と同じように予約してもいいの?

という疑問があると思います。
結論から言うと、国際線の航空券の予約に関しては、一般の方と大体同じです。
けれどやはり、予約方法が少し違うところもあります。

この記事では、身体が不自由な方の航空券の予約方法についてご紹介したいと思います。

身体障害者割引

国際線に関しては、各社ともに、身体障害者の割引はありません

日本からオーランドまで乗り入れている航空会社は、たくさんあります。

JAL
ANA
アメリカン航空
ユナイテッド航空
デルタ航空
エアカナダ

↑こんな感じです。
ただ上記のいずれも、身体障害者の割引はありません。
JALやANAも、身体障害者の割引料金の設定があるのは、国内線のみです。

一般の方と料金は同じですが、受けられるサービスはかなり違います。

・一般の方よりも先に飛行機に乗り込むことができる優先搭乗
・車椅子の無料レンタル
・各空港内での案内(※海外はチップが必要)

などなどです。
もちろん各社によって違いはありますが、各所でたくさんのサービスを受けることができます。

予約方法

身体の不自由な方と健康な方で一番違うのは、予約の方法だと思います。
健康な方は、格安チケット業者のサイトや各航空会社の公式サイトなどで予約して、座席指定もそのまましてしまって問題ありません。

公式サイトなどでJAL便を予約するとしたら、JALで日本を発ち、アメリカ国内で国内線に乗り継きが発生した際、それはアメリカン航空の便となります。
けれど予約時には、日本からオーランドまでの航空券を一度に取ることができます。
それは、ワンワールドメンバーであるJALとアメリカン航空は、共同運行しているためです。

ちなみにスターアライアンスメンバーであるANAは、ユナイテッド航空との共同運行です。
ですのでANAも、予約は一度ですみます。

健康な方はこうして予約すれば、何も問題はありません。
けれど身体が不自由な方は、少し事情が違ってきます。

身体障害者割引はありませんので、航空券の予約は健康な方と同じようにすれば大丈夫です。

が、座席指定の際は、電話などでの連絡が必要となります。

少なくとも、私達が予約をしたJALでは、連絡が必要でした。

座席指定

座席は、例えば介護者がいる場合、隣か、できるだけ近くに座る必要があります。

それから、身体が不自由な方などが指定できない座席もあります
例えば非常口に近い席は、非常時の脱出のときなどにサポート役を担当しなければなりません。
でも身体が不自由だったりするとサポートができないので、非常口近くの席は指定ができない、などの規定があるのです。

こういった安全面からも、航空会社に事前連絡が必要になります。
格安チケットサイトなどで購入したとしても、予約した航空会社に連絡する必要があります。

注意
座席指定は先着順です。
予約が早ければ早いほど、希望の席を指定することができます。
早く予約すると運賃もお得価格ですので、できるだけ早めの予約をおすすめします。

※ちょこっとメモ
国際線の航空券は、大体330~355日くらい前から予約ができるようになっています。
オーランドまでは乗り継ぎもあるので、普通の国際線よりも若干遅くなるようです。
約一年前にはなりますが、予定が決まっているなら、航空券が予約できるサイトをちょこちょことチェックしておき、発売されたら早いうちに予約をするのがいいでしょう。

事前連絡

連絡をする際は、予約番号などが必要です。
予約の確認メールなどを用意してから、連絡することをおすすめします。

航空会社に電話等で連絡をすると、身体が不自由な場合は、どの程度なのか聞かれます。
身体のどの部分に問題を抱えているのか、
歩いて段差を上がれるか、
まったく歩けないのか、
車椅子は必要か、
などですね。
面倒でしょうが、これは詳細を伝えましょう。
細かくしっかり伝えることで、航空会社も丁寧に、その人にあった応対をしてくださいます。

事前連絡をすると、アメリカなどで乗り換える航空会社にも、連絡をしてくれたりもします。

JALであれば、アメリカン航空に。
ANAであれば、ユナイテッド航空に。

という感じです。
乗り継ぎ空港での引き継ぎが必要になるので、航空会社同士で連絡を取り合ってくれます。

ただし、私達が経験しているのはJALだけです。
ANAは連絡の際に、引き継ぎはどうなっているかを確認することをおすすめします。

また、アメリカン航空やユナイテッド航空の空港内での案内の内容は、各社によって違います。
日本の航空会社から引き継ぎされたあと、案内を含めてどのような応対になるのか知りたい方は、各航空会社に問い合わせる必要があります。

変更案内

2019年12月28日 追記

早期に予約をすると、飛行機の発着時刻の変更や、便の変更、場合によっては航空会社自体が変更になることもあります。
航空会社で予約をしていて、メールアドレスを登録していると、変更されたむねの連絡が、大抵はメールで送られてきます。
一般の方は、変更内容を確認し、航空会社のサイトへ移動してボタンをぽちっとするだけ。
変更内容を承諾するだけで、変更された飛行機への予約変更が完了します。

けれど予約時に、身体が不自由で車椅子などを貸してほしいとリクエストをしていると、航空会社のサイトで予約の変更を完了することができません
もし航空会社に車椅子などをお願いしている場合は、電話などの直接連絡が必要になります。

座席指定をするときも連絡したのに、また必要なの?

と思ってしまいますが、車椅子リクエストなどがあると、電話などでの連絡が必須のようです。
私達にも変更内容のメールが届きましたが、サイトに移動して承諾のボタンを押してもエラーが出るだけでした。
各航空会社によって対応は様々でしょうが、私達が利用したJALは、電話などでの連絡が必要でした。

旅行日までに日にちがあると、特に海外便は変更が多いように思います。
そのたびにこちらから連絡を入れるのは手間ですし面倒ですが、ギリギリになって慌てなくてもいいように、早めに問い合わせるのがいいでしょう。

↓私達が体験したフライトスケジュールの変更を載せておきます↓

■2019年11月29日~12月13日
・変更前
行き:関空(JAL)→ロサンゼルス(アメリカン航空 JALとの共同運行)→オーランド
帰り:オーランド(アメリカン航空 JALとの共同運行)→ロサンゼルス(JAL)→関空

・変更後
行き:関空(JAL)→ロサンゼルス(アメリカン航空 JALとの共同運行)→オーランド
帰り:オーランド(ジェットブルー)→ニューヨークJFK(JAL)→羽田(JAL)→大阪伊丹

↑のような感じで、帰りは航空会社や最後の到着空港まで変更になりました。
ジェットブルーというのは、アメリカの航空会社で、日本で言うLCC(格安航空会社)だそうです。
この上、行き帰りとも何度か、事前の時間変更がありました。

このように変更が相次いでもちゃんと連絡しておけば、たとえ航空会社が変わってもきちんと航空会社同士で連絡を取り合い、車椅子などを準備してくれたりします。
変更のメールが来たらすぐに確認し、必要なら早めに連絡を入れるのがおすすめです。

まとめ

・身体障害者割引はないので、予約は一般の方と同じようにできる。
・座席指定の際は、電話などで必ず事前に連絡をする。
・ご自身の身体の状態は、しっかりと伝える。
・予約も事前連絡も早めの方がおすすめ。

・時刻などの変更メールがきたらすぐに確認する。
・変更内容をサイトで承諾できないなら、忘れないうちに電話等で連絡する。

上記のようなところでしょうか。

繰り返しになりますが、身体が不自由な方が航空券を予約をするのは、一般の方とほとんど変わりません。
ただし、電話などでの事前の連絡は必須です。
面倒ではありますが、搭乗日当日に慌てたりするのを避けるためにも、必ず航空会社に連絡を入れておきましょう。

フロリダのオーランドまではとても遠く、便によっては飛行機だけで丸一日かかることもあります。
早い時期に予約をすると選択肢もたくさんあり、飛行機に乗っている時間が少ない便を選ぶこともできます。
できるだけ早く予定を立て、余裕を持って予約をしましょう。
早めに航空券が確保できれば、安心して他の準備を進められますし、それに合わせて予定を立てることもできます。

個人手配は面倒ですが、自由度があり料金も節約できます。
逆に、楽をしたい、手間や時間を省きたい方は、旅行社などを利用するといいでしょう。
旅行社によっては、自分で航空会社に事前連絡をするよう言われるかもしれませんが、大体は、身体が不自由な旨を相談すると、旅行社が対応してくれます。

WDWへの旅行は人生の一大イベントになるはずです。
面倒な準備も楽しみながら、万全にしておきましょう。

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