車椅子で東京ディズニーリゾート 羽田空港からはリムジンバスがおすすめ

交通

下の記事でも書きましたが、私達は東京ディズニーリゾート(TDR)を訪れる際、よく羽田空港を利用します。

羽田空港からTDRへの行き帰りに使う交通機関は、種類もパターンもたくさんあると思います。
その中でも、車椅子を使っている私達がおすすめしたいのは、リムジンバス(高速バス)です。
このバスをおすすめするのは、

・タクシーのように高額にならない。
・車椅子を押したり重い荷物を持って歩く時間がとても短く、楽。
・所要時間も鉄道よりかなり短縮できる。
・大きな荷物があっても、車椅子と一緒に預けられる。
・座っていればパークの目の前に到着する。

などの理由があると思います。
この記事では↑の理由をもう少し詳しく、他の交通機関と比較しながらご紹介したいと思います。
身体が不自由な方やご年配の方、ベビーカーを利用されている方にもおすすめの方法です

運賃

まずは各交通機関の料金を比べてみましょう。
2019年6月現在の通常料金は下記の通りです

・鉄道     羽田→舞浜    約720円
・タクシー   羽田→リゾート 約8000円
・リムジンバス 羽田→リゾート   830円

鉄道

羽田から舞浜駅まで普通(?)に行く場合は、
羽田空港国内線ターミナル駅→品川駅→東京駅→舞浜駅
という感じで、京浜急行とJRを利用するかと思います。

↓身体障害者手帳などをお持ちの場合の料金規定↓

・京浜急行

各種割引 | きっぷ・定期券 | 京浜急行電鉄(KEIKYU)
きっぷ・定期券、各種割引のご紹介。京浜急行電鉄のオフィシャルサイトでは運行状況やご利用案内の他、周辺地域の観光情報を掲載しています。

・JR

障害者割引制度のご案内:JR東日本
JR東日本ではバリアフリー施設・設備の拡充に努めています。ここでは障害者割引制度のご案内をしています。

2社とも、第1種の手帳などをお持ちの方は、本人と介護者が半額
ですので二人で利用する場合は、2名で合計720円となります。
第2種の手帳などをお持ちの方は、距離が101km以上であれば、本人のみ半額
舞浜駅までは101km以上にはならないので、第2種の方は通常料金となります。

・東京モノレール
少し金額が上がりますが、京浜急行の代わりに、東京モノレールを利用することもできます。

東京モノレール:お問い合わせ>よくあるご質問
きっぷ・定期乗車券のご購入・払い戻しやモノレールSuica、駅の整備、列車の運行などについての「よくあるご質問」をご紹介します。

東京モノレールの規定は、第1種の手帳ですと、本人と介護者が半額
第2種の手帳ですと、本人のみ半額になるようです。

タクシー

タクシーが一番高額なのは、言うまでもないですね。
定額の制度もありますし、身体障害者割引もあります。
けれどやはり、約7000円くらいはかかります。
もし四人で利用したとしても、1名約1750円程度かかってしまいます。

リムジンバス

もし身体障害者の手帳や証明書をお持ちの方は、それを提示することで、 1種2種などにかかわらず 運賃が半額になります。
また、手帳などをお持ちの方を介護する方がいらっしゃる場合は、介護者1名まで半額割引を受けることができます。

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手帳などを提示すると、2名で830円で利用できることになります。

たまに、介護者2人まで、半額になることもあります。
これはリムジンバスが、便によってバス会社が違うためです。
リムジンバスは、何社かが共同で回しているんです。
ですので会社によっては、介護者2名まで半額になることがあるんです

もし手帳などをお持ちで、3名で乗車したバスが、介護者2名まで半額になるバス会社であれば830円+420円=1250円になります。
ただし基本は、介護者1名までが半額割引です。

バス会社については↓の時刻表に掲載されています。

リムジンバスの東京空港交通
空港へのアクセスに最適なリムジンバスの東京空港交通です。成田空港や羽田空港へ乗り換えなしでスムーズにアクセスできます。時刻表やのりばの地図、所要時間や運賃などの情報をご覧いただけます。

安さだけを考えるなら、鉄道に軍配です

所要時間

所要時間はどうでしょうか。

・鉄道     羽田→舞浜   約60分
・タクシー   羽田→リゾート 約40分
・リムジンバス 羽田→リゾート 約40分

バスとタクシーに関しては、曜日などにもよりますが、ほぼほぼ渋滞に巻き込まれますので、60分近くかかることもあります。

鉄道も遅延はよく発生しますので、60分よりも時間がかかることがあります。
それに、JR京葉線を利用するなら、風が強かったりすると遅延や運休になる可能性も。
また、鉄道の場合は乗り換えの移動による時間も考えなければなりません。
特に車椅子やベビーカーを利用している場合はエレベーターを使うので、その待ち時間も発生します。
↑では約60分と書いてありますが、現実的に考えるなら+20分で、合計80分程度を見ておいた方がいいでしょう。

時間だけで考えれば、バスとタクシーに軍配が上がります

利便性

利用する上で、どれが一番快適で便利かも比べてみます。

鉄道

鉄道は、当然ですが駅まで歩く必要があります。
駅は、大抵が地下か地上高くにありますので、その都度エレベーターに乗らなければなりません。
車椅子を押す場合は階段やエスカレーターを使えないため、横より上下の移動の方が大変です。
エレベーターを利用する回数が多ければ多いほど、時間もかかりますし苦労することにもなります。

中でも一番の難関が、東京駅で京葉線に乗り換えるときです。
京葉線は、どの東京駅から乗り換えてもかなり遠いんです。
健康な方でも、京葉線のホームまでは10~15分かかります。
そこへの道程もパーク内と同じように人でごった返しているので、なかなか真っ直ぐ進むことができません。
車椅子を押すとなると、押す方の疲労が半端ないことになります。
さらに時間的にもエレベーター待ちなどが発生しますから、乗り換えの時間だけで30分くらいは見ておいた方がいいでしょう。

車椅子もそうですが、大きなスーツケースなどの荷物を持っている場合は、移動でも電車内でも管理に苦労すると思います。

舞浜駅に着いてからも、ディズニーランドに行くなら、10分くらい歩かなければなりません。
しかも途中にはもあります。
ディズニーシーにしても、歩けなくはない距離ですが、ランドよりさらに遠いです。
車椅子を押して歩くのは、かなり大変だと思います。

【公式】ディズニーリゾートライン | 東京ディズニーリゾート
東京ディズニーリゾート「ディズニーリゾートライン」をご案内します。

↑ディズニーシーへは、舞浜駅からリゾートラインを利用すれば、だいぶ楽になります。
でもまた料金がかかりますし、時間も歩くのとあまり変わりません。

タクシー

タクシーは、定額サービスなどを使えば予約ができるところもあるようです。
ただし、羽田空港からリゾートまでの予約を受け付けているタクシー会社は、とても少ないです。
予約される場合は、事前にしっかりと調べておく方がいいでしょう。

介護用のタクシーもあり、車椅子に座ったまま乗ることができる車両もあります。
ただしこれは、普通のタクシーよりも割高になります。
それよりは、ジャパンタクシーと呼ばれるものを利用するのがいいかもしれません。

トヨタ ジャパンタクシー | トヨタ自動車WEBサイト
toyota.jp JPN TAXIの公式ページです。カタログ情報の確認をはじめ、オーナーの皆様の評価の閲覧、見積りシミュレーション、他車比較シミュレーション、カタログ請求などができます。

↑これですね。
この車両なら、通常の料金で車椅子に座ったまま乗り込むことができます
ただ、座席を倒したりスロープをつけたりなどの準備に結構な時間がかかるので、できるなら車椅子から降りて、乗り込むのがいいでしょう。
車椅子は折り畳んで、トランクに入れてもらうのがおすすめです。

車椅子から降りて乗車するにしても、この車両は乗降がしやすいように設計されています。
ステップが低い位置にあるので、足をそこまで上げることなく乗り込めます。
座ったあとも、足下がとても広く、楽です。

ジャパンタクシーは最近よく見かけるようになりました。
が、必ずこの車両に当たる保証はないので、乗車できたらラッキーと考えるべきかなと。
普通のセダンタイプのタクシーであっても、車椅子は折り畳んでトランクに積んでもらえます。

乗ってしまえばもう、ほぼ動く個室ですね。
他にお客さんがいませんので、おしゃべりを楽しむのもいいですし、寝てもいいでしょう。
そうしていれば、リゾートに連れて行ってもらえます。

タクシーは一般車両とは違い、各パークの駐車場へ行くゲートには行かず、表の専用停留所に停車するので、降りたらパークの入り口は目の前に見えます。

リムジンバス

バスも、リゾートへ向かう便については、予約ができます
1ヶ月前から予約開始ですので、必ずしておきましょう。

リゾートから羽田へは、今のところ予約の受付がありません
時間に余裕を持ってバス停に行き、並んでおくのがおすすめです。

予約と支払を完了していると、チケットを買いに行くことなく乗車できます。
乗り場は、到着ロビーから出ると目の前にあるので、移動距離もかなり短いです。

時間帯によっては、車内はとても混雑します。
乗れなくて、次の便になってしまう可能性もなくはないです。
これを防ぐためにも、予約は必須だと思います。

優先席があり、車椅子を利用していたり、ご高齢の方、妊娠中の方などは優先的に座らせてもらえることもあります。
どこの席にしても座れてしまえば、あとは乗っているだけで到着するので楽ちんです。

大きな荷物は荷室に預けられますし、手荷物も頭上の棚に置くことができるので、邪魔になりません。

リムジンバスも、一般車両と同じ各パークの駐車場へと向かうゲートを潜ることはありません。
表の専用の停留所に停車するので、降りたらパークは目の前です。

利便性や快適さに関しては、タクシーがダントツでしょう

車椅子の扱い

車椅子の取り扱いについては比べるのが難しいので、書き出すだけにします。

鉄道

電車に乗る場合は、駅員さんがいる改札口にて切符などを渡し、補助をお願いしましょう。
すると、事前連絡をせずに駅に行っても、駅員さんが丁寧に応対してくださいます。
乗降駅ではスロープを使って、乗り降りを助けてくれます。
また、降りる駅のエレベーターに近い号車に乗せてくれたりしますので、とてもありがたいです。

タクシー

利便性のところでも紹介しましたが、車椅子のまま乗り込める車両もあります。
おすすめは、折り畳んでトランクに積んでもらい、車椅子から降りて乗ることです。

リムジンバス

車椅子のままバスに乗車することはできません。
車椅子は折り畳んで、荷室に預けます。
車椅子を積む専用のスペースがあり、そこに入れてもらえます。

電動車椅子に関しては、事前に連絡が必要なようです。

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総評

鉄道

安さだけを求めるなら、鉄道が有利でしょう。
けれど、とにかく移動に時間がかかり、さらに労力の負担も大変なものがあります。
パークに行っても歩き回るので、移動だけで疲れてしまっては、パークで楽しめなくなってしまいます。

タクシー

利便性や快適さを追求するなら、タクシーがいいと思います。
ただし、高いです。
バスと比べても、5000円以上高額になります。
5000円あればお昼ご飯が食べられる……と、貧乏性の私は考えてしまいます。
予算に余裕のある方は利用するといいと思いますが、あまりおすすめはできません。

リムジンバス

鉄道とタクシーに比べ、リムジンバスはとてもバランスが取れていて、総合的に見ると、リムジンバスが一番のように思います。
もちろん、車椅子から降りることができない方は、鉄道かタクシーを選んでいただくことになります。
けれど、車椅子を降りてバスに乗降できる方なら、リムジンバスが断然おすすめです。
もしも、どの交通機関を使うか迷っておられる場合は、リムジンバスを使ってみてください。

まとめ

移動手段も旅行の大事な一部分です。
車椅子やベビーカーを利用していたり、ご年配の方が選択を誤ると、とても大変な思いをすることになります。
私達はリムジンバスをおすすめしますが、ご自身に合った交通機関を利用されるのがいいでしょう。
東京ディズニーリゾートへスムースに移動して、ぜひディズニー旅行を満喫してください。

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