私達は東京ディズニーリゾートに訪れた際、イクスピアリに立ち寄ることもあります。
大体は、ディズニーストアとご飯を食べることが目的です。
特にご飯を食べられるお店は数も多く、おいしいところがたくさんあります。
その中でも今回は、2Fのシアターフロントにあるメキシカンダイナー、Guzman y Gomez(グズマン イー ゴメズ)に食べに行ってきました。
このお店の特徴は、
・おいしい!
・メニューの組み合わせがとても多い
・好みに合わせて具材を選んで注文できる
・お値段もお手頃
・テイクアウト、ケータリングも可能
・車椅子でも利用できる
こういったところにあると思います。
オーストラリアのファストフード店ですが、メキシコ料理が好きな方、またそうでない方にもおすすめのお店です。
今回も車椅子で利用してきましたので、その視点も交えて、このメキシカンダイナーをご紹介していきます。
※価格はすべて、2019年9月現在のものです。
おいしい!
当たり前ですが、一番重要なことですよね。
ファストフード店ではありますが、手軽に食べられるといういいところを残しながらも、味の妥協は一切感じられませんでした。
60代のじーちゃんばーちゃんである、としちゃんにも、はるちゃんにも大好評で、また来たいと言っていました。
若い方だけでなく、私の両親のように、ご年配の方でもおいしく食べることができます。
メインの具材は注文してから調理してくれますので、できたてを食べることができます。
イクスピアリのお店では、注文すると小型のブザーを渡され、それが鳴ったら取りに行く形です。フードコートと同じですね。
サラダボウル(スパイシーチキン) ワカモレトッピング
レタスやキュウリといった野菜の上に、スパイシーチキンが乗ったサラダです。
私達は、ワカモレ(アボカドのペースト)をトッピングしました。
これに、少し酸味の利いたドレッシングをかけていただきます。
チキンは、スパイシーにするとなかなかに辛味がききます。
これは、野菜と酸味のあるドレッシングがとてもよく合い、一緒に食べると辛さも丁度よくなります。
鶏肉は柔らかく、その一方で野菜のシャクシャクとした歯応えもあるので、食感も楽しいです。
野菜がたくさんある分噛む回数が増え、それでお腹も満足できます。
カロリーや炭水化物を気にされている方にも、嬉しい一品です。
ブリトー(スパイシーフィッシュ)
ラップを解くと巨大なおいなりさんみたいですが、ブリトーです。
ちなみにブリトーとは、トルティーヤ(クレープよりも少し厚めのパン、薄焼きパン)でお肉や野菜、ご飯などを巻いた料理のこと。
私達はメインに、スパイシーフィッシュを選びました。
中は↑の感じです。
ご飯や豆、野菜などがたっぷり入っています。
フィッシュは白身魚で、唇で噛み切れるくらい柔らかいです。
口の中でもとろっと蕩けるほど。
お米や野菜の食感に隠れてしまいますが、辛味はしっかりときます。
中のソースの味付けもしょっぱさは強くないので、スパイスの風味がいい感じに主張します。
それがサルサ(トマトを主体とした野菜のソース)や、ご飯、豆などとしっかり絡み、口に入れると、ご飯とメインのおかずと副菜を同時に食べている印象を受けます。
これ一つで完全な食事といった感じで、食感も、野菜のしゃくしゃく感やもちもちのご飯、豆と魚のしっとり感とバラエティ豊かで、ボリュームもあります。
スパイスが効いていますが、そこまで辛くはなく香りがとてもいいです。
ジーニャンジー
私達がこのお店を訪れたときはまだ、YouTubeでも大人気のあいにゃんさんとのコラボメニューがありました。
メニューは、
チキンとビーフのタコスが一つずつ
フローズンレモネード
チュロスとアイスのストロベリーソース添え
フライドポテト
これだけついて1200円はかなりお得ですし、量もたっぷりです。
お店に来た人のほとんどが、このメニューを頼んでいた印象があるくらい大人気でした。
タコスのメインはどちらもマイルドの味付けで、辛いのが苦手な方でも大丈夫です。
チキンは香ばしく、しっとり食感で、スパイスの香りが効いています。
それとサルサがよく合い、あっさりと食べられるのがいいですね。
ビーフは、若干甘みを感じる味です。甘じょっぱさとサルサの酸味がとても相性がよく、さっぱりとして食べやすいです。
ビーフの食感はジャーキーっぽい印象で、噛めば噛むほどおいしい味が溢れます。
両方とも、メインの具材とソースをトルティーヤがうまくまとめてくれていました。
手でつかんで、がぶっとかぶりつきたいメニューですね。
レモネードは、暑い時期に嬉しいフローズン。
味もレモンの方が強く、わりとすっぱく感じると思います。
すっぱいのが苦手なとしちゃんは、震えてました。
ポテトは、そこまで特徴はなかったように思います。
けれど、油臭くないですし、外はさくっと、中はしっとりで、おいしいですよ。
ハバネロソースなどにディップしたり、ワカモレやサルサ、パクチーなんかと一緒に食べたりすると、また違った味が楽しめます。
チュロスとアイスは、とても甘かった。
ストロベリーソースも、いちごの風味はあるものの、かなり甘いです。
一番甘いのがチュロスで、外側のさっくりとした食感はなかなかいいですが、甘さのパンチがかなりすごいです。
アイスの方が、味が薄く感じるくらいでした。
アイスとチュロス、ストロベリーソースを一緒に食べると、甘さが爆発します。
甘党な方にはたまらないデザートですね。
甘いものが苦手な方も、風味と食感はとてもいいので、一度は試してみるのがいいかと。
これを食べたあとにレモネードを飲むと、口の中がさっぱりすると思います。相当すっぱく感じると思いますが。
コーンチップスミニ
名前の通り、トウモロコシの粉で作られたチップスです。
パリッパリの食感がクセになるスナックで、薄い塩味がついているのでそのまま食べてもおいしいです。
けれど、これはメニューにも載っていますが、ワカモレやピコデガヨ(サルサ)を上に乗せて食べると、劇的に味が変わります。
このお店のワカモレは特に、アボカドやトマトがごろっとしていて、なのに噛むとねっとりとろけるような食感が味わえます。
薄塩のチップスと一緒に食べると、野菜の自然の甘みも引き立って最高です。
サルサも、ほんのりとした酸味とゴロゴロとしたトマトの歯応えがよく、チップスの油っぽさもまったく感じないくらいさっぱりとした味わいになります。
ビールにもよく合うおつまみなので、イクスピアリを回って休憩したいときにふらっと立ち寄り、冷たいビールと一緒にいただく、なんてこともできますよ。
※ちょこっとメモ1
セルフサービスですが、辛いソースが、ハラペーニョ(辛子)、チポトレ(辛子の燻製)、ハバネロの3種類が置いてあります。
お好みのものを選んで、それをかけたりして食べると、また違った辛さが楽しめます。
※ちょこっとメモ2
タマネギ、パクチー、ハラペーニョ(辛子)のピクルスも、ビュッフェ形式で自由に取ることができます。
アクセントとして加えることで、自分好みに味を変えたりして食べることもできます。
パクチストの方や、辛いものが好きな方には嬉しいサービスですね。
メニューの組み合わせが豊富
このお店はメニューの種類もさることながら、組み合わせがとても豊富で、自由です。
サンドイッチのチェーン店であるサブウェイでは、パンや中の具材を選ぶことができますが、それと同じように、外側のパンの代わりになるものと、メインの具材を選べます。
↑のように、まずはブリトーやボウル(深皿)、タコス、ナチョス(チップス)などから、パンの代わりになるものを選びます。
その次に、メインの具材です。
チキン、ポーク、フィッシュ、野菜、ビーフなど。
辛いものが好きな方には、スパイシーな味付けをチョイスできるのも、嬉しいポイントですね。
注文の基本はこれだけなのですが、この2種だけでも、組み合わせ次第でかなりのバリエーションになるでしょう。
何度食べに来ても飽きないと思いますし、その日の気分などに合わせて色々と試せるのがとてもいいと思います。
※ちょこっとメモ
ドリンクに関しては、ブリトーなどとセットで注文する方が、お値段が少しお得になります。
注文を終えたあと、やっぱりほしいと思って単品で買うと若干高くなってしまうので、注意したいところです。
ビールも同じくなので、必要な場合は最初に注文することをおすすめします。
テイクアウトできる
ファストフード店らしくテイクアウトできるのも、このお店の魅力だと思います。
店内が混雑していて座れなかったりするときは、テイクアウトしてしまうのもありかなと。
お昼時はやっぱり込んでいるので、そのまま持ち帰ったり、イクスピアリの中のベンチなどで食べてもいいですね。
ソースやトッピングは、蓋付きのカップに入れることができ、持ち出しもできますよ。
車椅子での利用
出入り口は、車椅子一台がギリギリ通れるくらいの幅です。
けれど2つあるので、出入りでそこまで苦労することはないでしょう。
車椅子で通れない段差もないですし、店内もフラットなので、移動での不安もありません。
少人数で座るための席が多く、4人掛けくらいの席は多くない印象でした。
店内が混雑していると、車椅子での身動きが取りづらくなることは考えられます。
できれば、お昼時などの混雑する時間帯をはずすのがおすすめです。
席数はそこまでではないですが、店内はわりと奥行きがあって広いです。
車椅子をテーブルにつけるために椅子を一つ抜いても、わきへ退けておくスペースくらいは確保できます。
ベビーカーをテーブルの近くに置いておくこともできるので、小さなお子さんを連れていらっしゃる方にも優しいお店ではないかなと。
席に移動する以外は車椅子から降りなくても大丈夫なので、安心して利用できます。
まとめ
特にご年配の方は、メキシコ料理を味わう機会は多くないかもしれません。
ここのメニューはどれも口当たりがよく、私の両親のような60代のじーちゃんばーちゃんでも、大変気に入る味でした。
もしイクスピアリを訪れることがあり、メキシカンに少しでも興味があるなら、このお店を訪れてみてはいかがでしょうか。
イクスピアリでは、無料で車椅子を貸してくれるようです。
身体が不自由な方や、歩き回る体力に自信のない方でも安心して利用できる施設です。
このお店も、車椅子に乗ったまま入店できますから、安心してご飯やお茶を楽しめますよ。
ここで腹ごしらえをして、パークに繰り出すのもいいですね。
旅は、一生の思い出になります。
ぜひ東京ディズニーリゾートの旅を満喫して、いい思い出を作ってくださいね。