車椅子を借りてのディズニーワールドの楽しみ方は、以前にもご紹介しました。
けれど情報が古くなっていたこともあり、今回は予約方法の詳細も合わせて書いていきたいと思います。
下の記事も参考にしてくださると幸いです。
フロリダでも東京と同じように、車椅子をレンタルできるサービスがあります。
上に貼った記事にも書きましたが、各パークで借りると割高になる可能性もあります。
それに各パークでレンタルしたものは、そのパーク中で返却する必要があり、原則持ち出し禁止です。
パークの入り口から、各交通機関の利用口までは徒歩。
ホテルに着いてからも、部屋までは徒歩になります。
パークへ行くときはそれでよくても、帰りは遊び疲れていたりするので、歩くのが億劫になることもあるでしょう。
これらを解消するには、
現地(フロリダのオーランド)のレンタル業者から、車椅子を借りる
この方法が一番だと思います。
そこで今回は、ディズニーの公式サイトがおすすめしている現地の業者に予約して、レンタルするまでの方法をご紹介したいと思います。
現地のレンタル業者
↑のサイトにも載っていますが、ディズニーワールドの公式サイトがおすすめしている業者が、
という会社になります。
以前は全部で3、4社ほど掲載されていましたが、現在は1社だけになりました。
ディズニーの公式サイトから掲載がなくなっただけで、業者がなくなったわけではないので、今でも価格などを比較することもできます。
参考程度にURLを貼っておきますね。
・Best Price Mobilit
・Buena Vista Scooter Rentals
・Apple Scooter
・K&M Rentals
・yellowscooters
大体↑のような感じでしょうか。
今回私達が借りたのはScooterBugですので、ここの予約方法について後ほど解説します。
ScooterBug Rentalsの特徴
とても簡単
ScooterBugのレンタル方法は、とても簡単です。
予約さえできてしまえば、あとはホテルに行って借りるだけ。
借りるときや返却するときなど、業者の方とやりとりすることもありません。
予約の際に宿泊するホテルを指定しておけば、そのホテルに用意してくれます。
返却も、ホテルでできます。
書類も必要ないですし、面倒な手続きも、署名などもいりません。
英語がまったくダメな私達にとっては、とてもありがたいレンタル方法でした。
料金
ここの価格は、他の業者と比べて大体平均くらいでしょうか。
標準のものを一週間借りると、60ドルほどです。
私達はレッグレストつきのものを借りましたが、それは一週間で75ドルでした。
電動のものになると、さらに金額が上がります。
ボディ
ディズニーが推奨(?)しているからか、傷や汚れなどはほとんどなく、フレームもしっかりしていて、かなり丈夫な印象がありました。
以前はyellowscootersから借りましたが、安いこともあってか、ボルトが抜けたり部品がはずれたりなど、トラブルが何回かありました。
ScooterBugのものは、ほぼ新品だったこともあり、壊れることはありませんでした。
大きさはアメリカンサイズですので、一番小さいサイズを頼んでも、一般的な日本人の体型の方なら大きく感じるくらい座面も広いです。
つくりもしっかりしていて安物という感じがせず、座った感じもまだ楽な方だ、というのが母の感想です。
標準装備
車椅子を押す人が握る後ろのグリップ付近には、布製のカップホルダーが左右に1つずつついています。
背面部にはポケットもあり、折り畳んだ杖やちょっとした荷物なら入れておけます。
レッグレスト
ふくらはぎ辺り(?) を支える器具です。
上の写真では斜めを向いていますが、これは角度の調節が可能です。
普通の車椅子のように垂直に足を下ろして座ることもできますし、写真以上にもっと膝を伸ばして座ることもできます。
レッグレストはオプションで、標準のものにはついていないようです。
これがあると、ずっと同じ体勢で座っていても、普通のものよりは少しは疲労が軽減されると、母が言っておりました。
少し価格が上がりますが、予算に余裕があるなら「20″ WHEELCHAIR + LEG REST」などを頼むのもいいかもしれません。
レンタル場所
予約の際に指定した、ホテルのベルデスクに準備されています。
ここで「ScooterBugで車椅子をレンタルしたので、受け取りたい」というむねと、名前を伝えるだけです。
ご自身の名前が書かれたプレートがさがっている車椅子を運んできてくれるので、確認して受け取りましょう。
返すときも「ScooterBugでレンタルした車椅子を返したい」と言えば、ベルデスクの方が引き取ってくれます。
予約のタイミング
前回の記事と同じになりますが、大体の業者は1ヶ月前くらいからレンタルすることができます。
予約がいっぱいになってしまう、ということはあまりないでしょうが、それでも早めに予約をした方がいいでしょう。
遅くとも、出発の1週間前にはすませておきたいですね。
予約方法
ここからはScooterBugでの予約方法を、画像付きで解説していきます。
①車椅子などの種類
ここでレンタルするものの種類を選びます。
車椅子の他に電動カートもありますし、ベビーカーもあります。
電動の運転に慣れている方なら、それを借りるのもいいかもしれません。
慣れていない方や、押してくれる方がいる場合は、手動式をおすすめします。
特別大柄な方でなければ、20″LITEで充分かと。
②ホテル名
宿泊するホテルを選ぶ項目です。
ホテル名を間違わないように気を付けてくださいね。
③レンタル開始日と時間
レンタルを始める日付と時間を選んでください。
ホテルの到着が深夜でも、ベルデスクに行けばスタッフがいるので対応してくれます。
ただ、その日は寝るだけだと思うので、もし歩いて部屋まで行けるなら、次の日から借りるようにした方が、料金が安くなることもあります。
④返却日と時間
帰る日に返すなら、帰る日を。
その前日なら、前日を指定するのがよいかと。
前日に返す方が、少しは料金を抑えられる場合もあります。
ただし1週間くらい使っていると、つい返却するのを忘れるので注意が必要です。
早朝に返却する場合でも、ベルデスクにはスタッフがいて対応してくれるので安心です。
①~④を決定して「MAKE RESERVATION」ボタンを押すと、↑のような表示が出ます。
この下に電話番号などを入力する項目があるので、記入していきましょう。
⑤オプション
ここはオプションを選ぶ項目です。
手動式の車椅子だと、レッグレストなどを選ぶことができます。
いらなければ、そのまま放っておいて大丈夫です。
⑥保険
損害賠償の保険をつけるかどうか、選ぶことができます。
海外旅行の際は、多くの人が生命保険会社や旅行社などで旅行用の保険に入りますよね。
そこに、現地のものを壊したり紛失した際の保険も含まれていることが多いです。
もし海外旅行用の保険にそれも含まれているなら必要ないので「Decline」のままでOKです。
含まれていない場合は、壊してしまったときのことを考えると、入っておいた方がいいかもしれません。
損害賠償の保険に入るには「Purchase」にチェックを入れましょう。
⑦名前
⑧名字
⑨電話番号
場合によってはSMS(ショートメール)で連絡が来ることもあるので、ここはケータイ番号の記入がおすすめ。
電話番号を書く場合ですが、日本の番号とは若干違うので注意が必要です。
アメリカの場合は電話番号の頭の「0」を「81」に書き換えなければなりません。
「090-XXXX-YYYY」→「8190-XXXX-YYYY」
という感じです。
これはこのサイトに限らず、アメリカのサイトにご自身の電話番号を記入する際は、ほぼこの形で書かなければならないので覚えておくのがいいでしょう。
⑩メールアドレス
メールアドレスは日本と同じなので、スマホなどでいつでも見ることができるアドレスを書いておくのがおすすめです。
ここに予約の確認メールもきたりします。
※ちょこっとメモ
他に勤務先や住所を書く欄がありますが、空欄でよかった気がします。
もし書くことを求められたなら記入しないといけないですが、間違いがあっても、正直問題ありません。
大事なのは②ホテル名なので。
⑪クレジットカードの番号
⑫クレジットカードの有効期限
書く順番は「月/年」です。
⑬規約に同意
規約に同意できるなら、チェックを。
チェックを入れないと先に進めないので、一応翻訳などをして目を通してからチェックを入れた方がいいかと。
①~⑬まですべて埋めたら、あとは「Reserve Now」を押すだけです。
記入したアドレスに予約の確認メールが届くはずですので、念のため車椅子を返却するまで置いておいた方がいいでしょう。
まとめ
・車椅子などはパークではなく、現地のレンタル業者から借りるのがおすすめ
・予約は遅くとも1週間前にはすませておく
・ScooterBugで借りると業者のスタッフとのやりとりはなく、借りるのも返すのもホテルのベルデスクでできる
・ScooterBugの車椅子は丈夫で、壊れにくそうな印象
・価格は他の業者と比べてもおおよそ平均くらい
上記のようなところでしょうか。
身体が不自由だったりする方にとっては、車椅子は大事な移動手段です。
言葉も通じない異国の地でそれが壊れてしまうと、相当に困ることになります。
安全面のことも考えて、できるだけ自分が信頼できそうな業者を選ぶことが重要だと思います。
フロリダの旅は、一生に一度のことかもしれません。
これ以上ない思い出になることは間違いないはずです。
車椅子などの準備を万端にして、ぜひのんびりと、目一杯、楽しんでください。