私達は東京ディズニーリゾートを訪れた際、パークの近くのホテルを利用します。
中でも最近頻繁に宿泊しているのが、ibis Styles Tokyo Bay(イビススタイルズ東京ベイ)です。
このホテルは、
・パークで目一杯遊んで、ホテルではお風呂に入って寝るだけ
・宿泊費をなるべく安く抑えたい
・パークへの専用送迎バスは必須
・車椅子でも利用しやすい
ということを求めておられる方に、特におすすめです。
イビススタイルズ東京ベイには、他にもたくさんのメリットがあります。
今回も車椅子を利用する視点から、それぞれの詳細をご紹介したいと思います。
宿泊費が安い
このホテルは、パークの近辺のホテルの中では飛び抜けて安い印象です。
2018年7月にできたばかりのホテル、ということも理由の一つかもしれません。
ホテルはお風呂に入れて寝られればそれでいい、という方には本当におすすめです。
2019年7月12(金)~14(日)の間で、私達が2泊したお部屋が↑こちらです。
スーペリアトリプルルームという部屋で、シングルベッドが1台と2段ベッドが置かれているタイプです。
ここにSpringTripのメンバー(父親、母親、私)の3人で泊まりました。
予約したのは、2019年4月の中頃です。
そのときの金額が、
35400円でした。
金曜~日曜までの宿泊ですが、1人2泊で11800円なら、とても安いと思います。
※ちょこっとメモ1
ご存知だとは思いますが、平日に宿泊すると、休前日や休日よりも安くなります。
また、予約も早くした方が安くすむことが多いです。
LCCのように、直前になって予約サイトなどでセールをすることもないとは言えませんが、それを予約するのはかなり難しいと思います。
早い段階で予定を立て、早期に予約してしまうのがおすすめです。
部屋のタイプ
スーペリアトリプルルームと言っても、2019年7月現在では、3つのタイプに分かれています。
・シングルベッド3台
・シングルベッド2台+ソファベッド
・シングルベッド1台+2段ベッド
↑の他に、スタンダードツインという2名まで泊まれるものもあります。
※ちょこっとメモ
時々によって、料金の安い部屋のタイプが違います。
予約時にはよく確認しましょう。
車椅子での宿泊
どのタイプの部屋も泊まったことがあるのですが、広さで言うなら、シングルベッド1台+2段ベッドのタイプがいいと思います。
車椅子を押したまま部屋に入ることができますし、折り畳まずそのまま置いておいても、3人で利用する分には狭いと感じませんでした。
部屋のタイプによっては、車椅子を押したまま入ることが困難な場合もあります。
そういう部屋は、たとえ折り畳んだとしても、置き場に困ってしまうこともあるでしょう。
フロントに言えば、車椅子を預かってくれます。
置き場がなかったり、部屋に置いておくと移動がしにくく危ないかもと思ったときには、フロントで預かってもらいましょう。
※ちょこっとメモ1
予約時には、車椅子を利用している旨を伝えておくことをおすすめします。
あらかじめ連絡をしておくと、エレベーターから近いなど、車椅子でも利用しやすい部屋を取っておいてくれることもあります。
※ちょこっとメモ2
事前に荷物を送ると、チェックインまでに部屋に入れておいてもらえます。
車椅子を利用しているのに手荷物がたくさんあると大変ですから、着替えなど、ホテルでしか使わない大きな荷物などがあれば、家からホテルに送っておくと楽ちんになります。
帰るときも、チェックアウト時にフロントに荷物を持っていけば、着払いのみですが、家に送ることもできます。
部屋の設備や備品など
宿泊費が安くても、設備や備品はなかなか充実しています。
写真のように、必要充分なものが揃っています。
撮り忘れましたが、洗面台の上には歯ブラシや櫛、下にはタオルとバスタオル、ドライヤーも置いてありました。
このホテルがおもしろいのは、無料で使えるハンディ(スマホ)があることです。
スマホを持っていない私としては、羽田までのバスの時間などを調べたりでき、いつもとても便利に使わせてもらってます。
写真の他にも、加湿器付きの空気清浄機も設置されていました。
※このホテルの各情報は、テレビに専用チャンネルがあるのでそこで確認できます。
有料サービス
充実しているホテルの設備を、有料で使えるサービスがあります。
コインランドリーもその一つで、長期宿泊者の方などには便利ですね。
大浴場
ホテルの2階に、大浴場があります。
料金:1人500円
部屋にもお風呂はありますが、足を伸ばして入りたい、パークの疲れを癒やしたいという方にはおすすめです。
大浴場と言っても、そこまで広くはありません。
けれど時間帯を間違えなければほぼ貸し切り状態になり、とても快適です。
パークでの最終のショーなどが終わって帰ってきた場合は、おそらくお客さんが集中すると思うので、その辺りを考慮して利用するのがいいと思います。
料金は、チェックインをするときなどに支払います。
複数泊の場合は、その日その日で購入することもできます。
朝食
ホテルの1階では、ブッフェ形式の朝食を食べることもできます。
料金:1人1500円
パーク周辺のホテルに宿泊した方ならおわかりかもしれませんが、朝食が1500円というのは結構安い方です。
レストランは子供のことも考えられていて、小物などがたくさん置いてありました。
写真のように、小さな厨房、みたいな感じの飾り付けがとても可愛いですね。
海外からの宿泊者が多いこのホテルですが、和風のメニューもたくさんありました。
お米は千葉県のものが使われていたり、納豆があったりお豆腐があったり。
メニューもなかなかに充実していて、味もおいしかったです。
このホテルは特に、パンが名物のようです。
写真でもわかるとおり、たくさんの種類のパンが並べられていました。
一通り食べたのですが、どれも味は最高です。
朝ということもあり、味付けの濃い総菜パンはないですが、あっさり食べることができます。
それぞれのサイズも小さめなので、種類が食べられていいですね。
フランスパンもあり、自分の好みの大きさに切ってお皿に盛るという形式です。
マーガリンやジャム、他のお総菜を好きに乗せて食べることができます。
私達が泊まったときは、コーンポタージュスープがありました。
こういうスープに浸して食べるのもいいと思います。
高級なスチームオーブントースターのバルミューダが、3台も置いてありました。
食パンがあるので、これをお好みの加減に焼いて、メープルシロップやはちみつをかけて食べるのもいいですね。
デザートは種類が少ないですが、人気のものが置いてありました。
キッズコーナーもあります。
可愛いポテトフライなんかがあり、大人の外国人の方に人気があったようです。
ジュース類もなかなかの品揃えです。
特にお茶はたくさん種類があり、どれを飲むか迷ってしまいそうですね。
コーヒー好きな私が注目したのは、やっぱりコーヒーメーカーです。
レストランの入り口近くと、中程に1台ずつ設置されてました。
これはコーヒーだけでなく、エスプレッソやカフェラテ、カプチーノまでいれられる優れものです。
それに味も、満足のいくおいしさでした。
朝からカフェラテやカプチーノが飲めるのは、とても贅沢ですね。
ミルクやお砂糖は、カロリー控えめのものも置いてあり、選べるのが高ポイントです。
コーヒーに関しては、レストランを出る際にも持って行くことができるサーバーがありました。
コーヒーメーカーでいれたものより味は落ちてしまいますが、部屋に持って帰って落ち着いて飲むことができるのはありがたいです。
また、レストランを出てすぐ出かける方も、これを持って行くことができるのは嬉しいサービスですよね。
ただし、期間限定のようなので、なくなってしまうこともあるかもしれません。
※電子レンジ
写真の左隅に、ちらりと写っているのが電子レンジです。
この隣にもう一台あります。
電子レンジは、宿泊者なら誰でも使っていい設備です。
コンビニなどで買っておいたお弁当なんかを、ここであっためてお部屋で食べることもできます。
※ちなみに
ホテルから一番近いコンビニが、ファミリーマートです。
ただ、ホテルから10分くらい歩きます。
微妙に遠い距離ですね。
食品アレルギーがある方にも、わかりやすいように↑のような表示もありました。
こういうものがあると、事前に気を付けることができるのでありがたいです。
このテーブルにはコンセントが装備されていました。
スマホを充電しながら食べることができるテーブルがあるのは、嬉しいサービスですね。
料金は、予約時に朝食が含まれた宿泊プランがあるので、そのプランを予約するといいでしょう。
また、素泊まりのプランで予約をしていても、やっぱりホテルで朝ご飯が食べたくなった、というときには、チェックインのときなどに支払うこともできます。
無料送迎バス
ホテルとパーク間で、無料で利用できる送迎バスがあります。
ディズニーのパートナーホテルではないので、バスの停留所は、一般車両と同じ駐車場(観光バスなどが停まっている場所)になってしまいます。
パークの入り口までは、少し歩くことになります。
けれど、タクシーなどを使って自力で行くことを考えれば、旅費の節約にもなります。
車椅子での利用
このバスは、車椅子のまま乗り込むことができます。
運転手さんがスロープを出してくださるので、ホテルでもパークでも、車椅子のままバスを利用できます。
乗車の際は、大体の場合一番先に優先して乗せてもらえます。
降車時は、反対に一番あとになりますので、運転手の方がスロープを用意してくださるのを待ちましょう。
※注意
車椅子を押して降車するときは、必ず後ろ向きに降りましょう。
スロープは結構な下り坂なので、前向きに進むと危険です。
車椅子に乗っておられる方も、怖いと感じると思います。
時刻表
https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/167677/gallery.html#category00000000
↑ここの画像に時刻表があります。
ホテルからパークまでは、約30分です。
混雑具合にもよりますが、ホテルとパークの間が30分圏内にあるのは嬉しいですね。
それにバスに乗っていれば着いてしまうので、とても快適です。
私達が利用したときには、新浦安駅にも停車するサービスが始まっていました。
ただし、新浦安駅では降車のみのようです。
※ちょこっとメモ
ホテル発のバスは、始発から9時くらいまでが混雑するようです。
パークからの便は、最終の夜のショーなどが終わった時間に集中します。
車椅子を利用していると、混雑すると身動きが取れなくて大変になることもあります。
できるなら混雑する時間を避ける方が、ゆったりと移動できておすすめです。
外国人宿泊者が多い
外資系だからか、格安のホテルだからか、外国人の利用が本当に多いです。
観光バスに乗って団体で泊まる方々もいます。
外国人の大家族と同じ送迎バスに乗り合わせると、お子さんがたくさんいらっしゃった場合、そこでは大運動会が開催されます。
私達はこれに遭遇しました。
にぎやかだな、くらいにしか思っていなかったのですが、降車時に運転手さんがなぜか私達に平謝り……。
もちろん運転手さんは悪くないです。
私達も気にしていませんでしたので、その旨を伝え、車椅子で利用させてもらったことにお礼を言って降りました。
もしお子さんの声など、騒がしいのが気になる方は、こういうこともあるかもしれないと思っておいた方がいいでしょう。
ホテルの館内、特にお部屋では、いつ泊まってもそんな騒々しさはまるで感じません。
結構静かなので、いつも安心して眠っています。
まとめ
繰り返しになりますが、
ホテルはお風呂に入って寝るだけ
宿泊費はなるべく抑えたい
という方には、イビススタイルズ東京ベイはかなりおすすめです。
パークまでは無料の送迎バスがありますし、バスもホテルの館内も、車椅子でも利用しやすいようになっています。
別料金であっても、
広いお風呂で足を伸ばして疲れを癒やしたい
朝ご飯はホテルのレストランでしっかり食べたい(しかもおいしい)
という方のニーズにも対応してもらえるのも、このホテルの魅力の一つだと思います。
いくら寝るだけでしか利用しないとは言っても、応対や設備、サービスなどが悪ければ、楽しさも半減してしまいますよね。
このホテルは、フロントでの応対もとても丁寧で、しっかりとおもてなしをしてくださいます。
そういった意味でも、私達はイビススタイルズ東京ベイをおすすめしたいと思います。
東京ディズニーリゾートへの旅行で宿泊先を検討中の方に、この記事が参考になれば幸いです。
ぜひとも、東京ディズニーリゾートへの旅を満喫してきてください。