車椅子で東京ディズニーリゾート 東京駅からは高速バスがおすすめ

交通

東京ディズニーリゾートを訪れる際、新幹線を利用された方などは、東京駅から向かうこともあるでしょう。
私達もたまに、東京駅を利用することがあります。
東京駅からでもやはり、リゾートへの行き帰りは高速バスがおすすめです。

車椅子で東京ディズニーリゾート 羽田空港からはリムジンバスがおすすめ
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↑の記事でも取り上げていますが、東京駅からも高速バスを利用するメリットは大体同じです。

・タクシーのように高額にならない。
・車椅子を押したり重い荷物を持って歩く時間がとても短く、楽。
・大きな荷物があっても、車椅子と一緒に預けられる。
・座っていればパークの目の前に到着する。

という感じになると思います。
ただ、羽田空港とは少し事情が違ってきます。
その辺りも含めて、今回も所要時間や運賃、利便性などの面から比較して、高速バスをおすすめする理由についてご紹介したいと思います。

身体が不自由な方やご年配の方、ベビーカーを利用されている方にもおすすめの方法です

運賃

まずは各料金を比べてみます。

・鉄道   東京→舞浜    220円
・タクシー 東京→リゾート 約8000円
・高速バス 東京→リゾート  720円(IC運賃670円)

鉄道

東京駅から舞浜まで、JRで一本です。
通常料金でもとても安くなります。

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身体障害者手帳などをお持ちで、第1種に該当する方のみ、ご本人と介護者の方が半額になる割引を受けることができます
例えば2名で乗車する場合は、2名で220円です。

タクシー

定額のものもありますが、金額はあまり変わりません。
身体障害者の方は手帳などを提示すると割引があります。
それでも大体7000円くらいです。
4名で乗るとしても、1名当たり1750円もかかってしまいます。

車椅子のまま乗車できる介護用の大型のタクシーもありますが、それはもっと高額になります。
それよりは、通常料金で車椅子のまま乗車可能な、ジャパンタクシーがおすすめです。

トヨタ ジャパンタクシー | トヨタ自動車WEBサイト
toyota.jp JPN TAXIの公式ページです。カタログ情報の確認をはじめ、オーナーの皆様の評価の閲覧、見積りシミュレーション、他車比較シミュレーション、カタログ請求などができます。

↑これです。
最近は多く見かけるようになりました。

高速バス

身体障害者手帳などをお持ちの方は、半額割引を受けることができます。
ただし乗るバスによっては、介護をされる方1名も、半額の割引になります。

なぜ乗るバスによって違いがあるのかというと、時刻によって乗り入れるバス会社が入れ替わるためです。
東京駅からリゾートへ走っているバスは、

・京成バス
・東京ベイシティ交通(京成グループ)
・ジェイアールバス関東

↑この3社による共同運行だからです。

↓身体障害者手帳などをお持ちの場合の各社の料金規定↓

・京成バス
http://www.keiseibus.co.jp/inquiry/faq.html
(特殊運賃の項目にある、身体および知的障害者手帳保持者への割引などを参照してください)

・東京ベイシティ交通
http://www.baycity-bus.co.jp/rosen/waribiki.html

・ジェイアールバス関東
http://www.jrbuskanto.co.jp/ticket_info/handicap.html

京成バスと東京ベイシティ交通は、手帳の等級にかかわらず、ご本人と、基本は介護者1名までが半額割引になります。
2名で乗車すると、通常料金と同じ720円になります。

ジェイアールバスの場合は、第1種の手帳をお持ちの方は、ご本人と介護者1名までが半額になります。
第2種の方は、ご本人のみ半額の割引です。
第2種の手帳をお持ちの方と、その付き添いの方の計2名で乗車すると、1080円です。

バス会社は、時刻によって入れ替わります。

新浦安地区・「東京ディズニーリゾート®」~東京駅・秋葉原 | 高速バス | 京成バス

時刻表は3社とも同じで、バス会社も↑ここに掲載されています。
代表して、京成バスの時刻表を貼っておきます。

バスのIC運賃に関しては、現金払いより50円も割引されるので書き加えておきました。

運賃の支払いは、京成バス東京ベイシティ交通は、乗車時に現金かICカードで支払います。

ジェイアールバスは、東京駅から乗車する場合は、東京駅の切符売り場へ行き、乗車券を事前に購入する必要があります。

ジェイアールバス関東
東京・新宿から大阪、京都を始め日本各地を結ぶジェイアールバス関東の高速バス。安心・快適な旅を提供いたします。

↑ここに載っている切符売り場で購入して、乗車時に運転手さんに手渡す形です。
ただしICカードで支払う場合は、乗車時に車内で払うことになります。

デジタル時刻表 | ジェイアールバス関東
東京・新宿から大阪、京都を始め日本各地を結ぶジェイアールバス関東の高速バス。安心・快適な旅を提供いたします。

↑ちょっとややこしいので、間違えないように注意が必要ですね。

リゾートを出発して東京駅に到着する便は、車内での支払いになります。

運賃は、鉄道がかなり有利だと思います

所要時間

所要時間も見てみましょう。

・鉄道   東京→舞浜   約15+30(乗換時間)分
・タクシー 東京→リゾート 約35分
・高速バス 東京→リゾート 約35分

タクシーとバス

目安の時間を書いてはいますが、やはり道路の渋滞によって左右されます。
渋滞があると遅延も発生します。
お急ぎの場合はそれも考えて利用する必要があります。

鉄道

上記の他にもルートはありますが、一番時間がかからないだろう路線は、JR京葉線かなと思います。
京葉線は風の影響を受けやすいので、強風などで遅延や運休が発生することもあります。
さらに車椅子を利用している場合は、京葉線のホームへ行くまでにどうしてもエレベーターを使う必要がありますので、乗り換え時間もかなりかかってしまいます。
ホーム到着までは健康な方でも徒歩10~15分くらいですので、車椅子を押していたりすると、30分くらいは見ておいた方がいいでしょう。

舞浜駅を下車後も、ランドまでは10~15分くらいかかります。
シーまでは、歩くなら20~25分くらいかかるかと。

所要時間は、鉄道は舞浜駅から歩くことも考慮すると、タクシーかバスが有利です

利便性

便利さや快適さはどうでしょうか。

鉄道

新幹線からも、在来線からも、京葉線に乗り換える場合は、同じ東京駅とは思えないくらいとにかく歩きます。ひたすら歩きます
健康な方でも、かなり遠いなと思うくらいの距離があります。
その上、同じようにリゾートに向かう人がたくさんいるので、その道のりは大変混雑しています。
そんな中を車椅子やベビーカーを押したり、杖をついている方が歩くとなると、相当に苦労します。
大きな荷物を持っておられるなら、さらに困難になります。

車椅子を押しているならエレベーターを使う必要がありますが、京葉線のホームは地下深くにあるため、たどり着くまでに何回も乗り換えないといけません。
歩いて乗って歩いて乗ってを繰り返すので、電車に乗るまでに疲れ果てると思います。

所要時間のところにも書きましたが、舞浜駅からも、また歩きます
特にシーは、ランドの倍くらいの距離があります。

https://www.tokyodisneyresort.jp/tdr/resortline.html

↑舞浜駅からリゾートラインを利用すれば、だいぶ楽になります。
でもまた料金がかかりますし、時間も歩くのとあまり変わりません。

タクシー

定額料金などであれば、東京駅からでも予約ができるタクシー会社もあります。
ただし、羽田空港と同じく数が少ないです。
ネットで検索すると出てきますが、予約される場合は事前に調べておく方がいいでしょう。
私達も利用した際には、ブログで取り上げたいと思います。

東京駅から出る改札口を間違えなければ、タクシー乗り場は駅を出るとすぐ見えるので、移動距離はかなり短いです。

どちらのパークに行くにしても、タクシーは一般車両では入ることができない表側の専用の停留所に停車します。
到着すればパークは目の前ですので、そこまで歩くことはありません。

運賃のところでも挙げたとおり、ジャパンタクシーであれば、車椅子に座ったまま乗車できます。
けれど、座席を倒したりスロープを用意したりなど、準備に時間がかかってしまいます。
もしできるなら、車椅子からは降りて、折り畳んでトランクに積んでもらうのがおすすめです。

この車両は乗車しやすい構造になっていて、乗降口が低いのであまり足を上げなくても乗り込むことができます。
また、中も広々としていて、膝の前の空間にもかなりの空きがあります。
セダンタイプのように窮屈に感じることもなく、とても快適です。
ただ、予約をしていない場合は、この車両に乗れるとは限らないので、乗れたらラッキーという感じですね。

乗ってしまえばあとは、移動する個室と同じです。
寝ていてもパークに到着します。

リムジンバス

羽田発着のものとは違い、東京駅からのバスは往復ともに予約ができません
時間に余裕を持って並んでおく必要があります。

東京駅とリゾートを結ぶ高速バスは、便数がとても少ないのが最大のデメリットです。

新浦安地区・「東京ディズニーリゾート®」~東京駅・秋葉原 | 高速バス | 京成バス

・東京駅発の平日 午前中に5便
・東京駅発の休日 午前中に3便
・パーク発の平日 夕方に4便
・パーク発の休日 夕方に2便

↑こんな感じで、本当に少ないですね。
休日の昼くらいから行こうかなと思っても、東京駅からの高速バスはありません。
新幹線が遅れていてバスに間に合わない、ということも起こる可能性もあります。

高速バスを利用する際は、できる限り時間に余裕を持って行動することが大事になってきます。

ただ乗車できてしまえば、座っていればパークの前に到着します。
このバスもタクシーと同じで、一般車両が入ることができないバス専用停留所に停車するので、移動距離も短くてすみます。

大きな荷物は荷室に預けることができますし、手荷物も車内の棚の上に置くことができるので楽ちんです。

利便性では、タクシーにはかないませんね。ダントツで便利だと思います

車椅子の扱い

車椅子の取り扱いについては、書き出すだけにします。

鉄道

駅員さんがいる改札口に行って切符などを渡し、補助をお願いしましょう。
事前連絡をしなくても、駅員さんは丁寧に応対してくださいます。
乗降駅では専用のスロープを用意してくださり、乗り降りを助けてくれます。
車内の混雑具合にもよりますが、降りる駅のエレベーターに近い号車に乗せてくれたりすることもあります。

タクシー

車椅子のまま乗り込める車両もあります。
車椅子から降りる場合は、折り畳んでトランクに積んでもらえます。
できるなら、降りて乗車する方がおすすめです。

リムジンバス

車椅子のまま乗車することはできません
車椅子は折り畳んで、荷室に預けます。
車椅子を積む専用のスペースがあり、そこに入れてもらえます。

総評

鉄道

安さだけならナンバーワンです。
けれど、移動にかなりの時間がかかります。
その上歩きに歩いて、エレベーターを何度も乗り換えるので、体力をこれでもかというくらい削られます。
パークに行ってからも歩き回りますから、移動での体力消耗はできる限り避けたいところ。

時間に余裕があり、かつ体力に自信があり、安くないとダメ、という方にはいいかもしれませんが、車椅子やベビーカーを押している方、杖をついておられる方には向いていないと思います。

タクシー

利便性や快適さを追い求めるなら、タクシーにかなうものはないでしょう。
でも、相当高額になります。
4名で乗車したとして、通常料金だと1名約2000円
バスと比較すると、1名当たり1300円近く高くなります。
パーク内でも、一食食べることができるかもしれないくらいの金額差です。
介護用のタクシーなら、総額10000円を超えることも。

時間に左右されたくない、究極に楽がしたい、快適に移動したい、移動のための予算に余裕がある、という方はタクシーを使うのがいいでしょう。
けれど、そこまで移動に予算を割けない方には、あまりおすすめではありません。

高速バス

総合的に見ると、バスが一番バランスが取れていると思います。
移動時間は、鉄道に比べ少しは早く到着できます。
運賃は、鉄道の方がかなり安くなりますが、タクシーのようにびっくりするほど高額にはなりません。
利便性は、タクシーに比べれば劣るものの、鉄道のように歩きまくることもありませんし、乗ってしまえばパークの入り口に着くので楽ちんです。

車椅子から降りることができない方は、バスは利用できません。
けれど車椅子を降りて乗降できる方なら、総合的に考えると高速バスが一番おすすめです。
便数が少ないので時間の制約を受けてしまいますが、どれかの便に乗れるスケジュールを組まれているなら、高速バスを使うのがいいでしょう。

まとめ

リゾートにちょくちょく通う方であれば、交通費だけでもかなりかさみますので鉄道を利用するのもいいでしょう。
けれど、たまの旅行で訪れる方は、やはり高速バスを選択するのがいいと思います。
車椅子やベビーカーを押していたり、ご年配の方には特におすすめです。
夢の国を楽しむまでの移動時間も、ぜひ楽しくお過ごしください。

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