ウォルトディズニーワールド(フロリダ)車椅子宿泊 ポップセンチュリーリゾート

ウォルトディズニーワールド

フロリダのディズニーリゾートに宿泊する際
「ホテルがたくさんあってどこにすればいいの?」
と迷ってしまうこともあるでしょう。
特に現地で車椅子などを利用する場合は、ホテルの車椅子対応はどんなものなのか、不安になる方も多いと思います。
そういう方におすすめしたいホテルが、ポップセンチュリー・リゾートです。

ポップセンチュリーを推すのは、
・宿泊料金が比較的安い
・スカイライナーを利用できる
・車椅子でも安心
・アートオブアニメーションホテルにも徒歩で行ける

↑のようなことがあげられます。

今回は、私達が実際に泊まった体験も踏まえまして、ポップセンチュリーがどんなホテルなのかをご紹介したいと思います。
車椅子などを利用されない方にも、他のホテルと比較する参考にはなるはずですので、ぜひご覧ください。

価格などはすべて、2020年2月現在のものです

フロリダのリゾートホテル

フロリダのリゾートには、東京よりも多くのディズニーホテルがあります。
東京だと、ディズニーホテルは料金が高いというイメージですが、フロリダの場合は数が多い分、ディズニーホテルであっても安めなところもあります。

ここで言うディズニーホテルとは、ディズニー直営のホテルのことです。

ディズニー直営と非直営

フロリダのリゾートには、ディズニーの直営ではないホテルもあります。
価格も安いところが多いですが、直営に宿泊する方が何かと便利です。

・空港~ホテル~パーク(スプリングス含む)の無料送迎交通機関
・ファストパスやレストランなどの早期予約が可能
・エクストラマジックアワー
・マジックバンド

↑のように特典が盛りだくさんですので、直営ホテルの利用がおすすめです。
直営ではないホテルでも、パークまでの送迎サービスを行っているところもあります。
けれど便数が少なかったり、車椅子でも利用できるか調べなければならない、などの問題もあります。
英語が堪能で旅に慣れている方、もしくは何度もフロリダのリゾートを訪れている方、冒険してみたい方などは、直営でなくてもいいと思います。
でもその他の方は、やっぱり直営ホテルに宿泊するのがいいでしょう。

ディズニーホテルのクラス

フロリダの直営ホテルは数が多いので、宿泊料金によってクラス分けされています。

・ヴィラ(高)
・デラックス(高)
・モデレート(中)
・バリュー(低)

↑の4つに分類されることが多いです。

ポップセンチュリーは、この中のバリューに当たります。
また、バリュークラスの中でもホテルが何軒かあり、ポップセンチュリーの料金はその中の丁度、真ん中くらいです。

ポップセンチュリーの料金

曜日や季節、イベント(年末のカウントダウン、ハロウィーン、クリスマスなど)によって、料金はかなり変動します。
この上ドル円のレートも絡んでくるので、大体どのくらいの金額だと言えないのが申し訳ないところです。

当然ですが、イベントがない平日宿泊が一番安いです。

その上で、ほんとに目安の料金を書きますと、ポップセンチュリーは1名1日スタンダードルーム24000円(※個人手配の場合)くらいでしょうか。

プリファードルームというものもあり、ここを指定すると2~3000円ほど高くなります。
このプリファードルームというのは、部屋の内容は他と変わらないものの、フロント棟から近く、フードコートやバス乗り場にも近くて便利な部屋のことです。
特にポップセンチュリーは敷地がとても広く、フロント棟から一番遠い部屋に当たってしまうと最悪です。
フロントから徒歩10分以上かかります。
車椅子で利用すると本当に厳しい条件になってしまうので、場合によってはこのプリファードルームを指定するのも一つの手です。

他のバリュークラスの料金

ポップセンチュリーよりも若干高いアートオブアニメーションホテルは、個人手配で大体1名1日スタンダードルーム26000円ほどかと。
2000円プラスくらいならいいかなと思いますが、ほとんどの方が長く滞在することが多いですよね。
長期滞在すればするほど、金額に開きが出てきてしまいます。
そういった意味からも、ポップセンチュリーをおすすめしています。

料金的には、オールスター(ミュージック、スポーツ、ムービー)ホテルが一番安いです。
個人で手配すると、大体1名1日19000円程度。
けれど、パークまでの送迎バスが、1便で3棟すべてを回ったりする(パーク→スポーツ→ミュージック→ムービーのような順番で)場合もあります。
車椅子を利用していると、宿泊する棟によってはなかなか乗れなくて、長時間待つことも予想されます。
こうしたリスクをなるべく避けるためにも、ポップセンチュリーをおすすめしています。

※ちょこっとメモ
もしもホテルなどを個人で手配をされる場合は、
↓ミッキーネット↓

You are being redirected...

で予約をするのがおすすめです。
ミッキーネットで予約すると、なぜか公式サイトで予約するより、
料金が安い
ことが多いです。
航空券やパークチケットの購入、空港~ホテルの無料送迎バスの手配まで、一括して行えるのも魅力。
さらに重要なことは、日本語でのやりとりができます。
公式サイトでも様々な予約は可能ですが、やりとりはもちろん英語となります。
日本語の公式サイトもありますが、そこで予約しようとすると、ミッキーネットエクスペディアのリンクが表示されます。

ディズニースカイライナー

料金の次にメリットとなるのは、スカイライナーを利用できることです。
これは2019年9月29日に運用を開始した、ゴンドラ型のリフトです。

スカイライナーの特徴:
・一つのゴンドラにつき定員10名
・車椅子に乗ったまま乗車可能
・車椅子乗車時は、定員6名
・1グループずつ乗ることができる

簡単にまとめると上記のようになります。

スキー場のリフトのように速度が速くて乗り降りが怖い、ということはありません。
一般の方が乗るゴンドラは、本当にゆっくりとだけ動いていますが、年配の方でも大丈夫な速度です。
車椅子で利用する場合は、ゴンドラを完全に停止してもらえるので安心ですよ。

現在のスカイライナーの停車駅は、
・ポップセンチュリー
・アートオブアニメーション
・カリビアンビーチ
・リビエラ
・エプコット
・ハリウッドスタジオ

この6つです。

乗っている間は景色もいいですし、窓が開いていて風が気持ちいいです。
エプコットやハリウッドスタジオに行き来するのは、とても快適ですよ。

バスのように混雑することも少なく、ゴンドラ内は自分達のグループだけなので、乗っている間も気を遣うことはありません。

こんな楽ちんな移動手段を利用できるポップセンチュリーは、現在の停車駅となっているホテルの中で一番料金が安いです。

乗降口の場所が、ポップセンチュリーとアートオブアニメーションの丁度中間くらいにあるので、歩く距離もほぼ変わりません。
それなら安い方がいい、という方には特に、ポップセンチュリーをおすすめします。

車椅子での利用も安心

これはポップセンチュリーに限ったことではありませんが、ディズニーホテルであれば、車椅子を押して歩いたりしても、さまたげとなるものが本当に少ないです。
ホテル内のどこの通路も広めに設計されていて、車椅子同士でもすれ違うことができるくらい余裕があります。
また、全体的に段差も少ないです。
階段もありますが、脇道にはフラットな通路が必ずあります。
少し遠回りにはなりますが、車椅子を押しても安心です。

自動ドアではないところは、車椅子用のボタンがあり、それを押すと開くドアも設置されています。
リゾートのスタッフさんやお客さんを含め、向こうの方々はとても優しく、車椅子でドアに近付くと開けてくれることが多いです。
自分はそのドアを使わないのにわざわざ走ってきて、開けてくれる方もいるほどです。
ものすごくありがたいことです。
けれどやっぱりこちらも気を遣ってしまうので、開閉ボタンがあるのを見つけたら、これを使うのがいいように思います。

部屋

部屋の出入り口にも段差はほぼなく、車椅子を押したまま入ることができます。
最近は、部屋に2つあるベッドのうちの1つが折りたたみ式になったので、部屋に入ってからも結構余裕ができました。

ヴィラ以外は、大体のホテルでこの方式が導入されているようです。
ただ、さすがに車椅子のまま部屋の中を移動することは難しいですが。

リクエスト機能

ディズニーリゾート公式の予約システムには、「リクエスト」と呼ばれる機能があります。
リクエスト機能とは、棟と階層(何階にするか)をリクエスト(希望を言う)できる機能のこと。

ポップセンチュリーは敷地が広いので、棟ごとに区分けされています。
日本で言うと、最近はあまり見かけませんが団地っぽいイメージです。
中にはフロント棟から近い棟もあります。
フロント棟から近い棟をリクエストしておけば、そこに割り振ってもらえるかもしれません。

プリファードルームのところでも書きましたが、フロント棟から離れた棟だと相当苦労します。
特にパークなどからの帰りは疲れているので、車椅子を押して10分くらい歩くのはとても大変でしょう。
ですからもし「できるだけ安く泊まりたいけどフロント棟の近くの部屋がいい」ということであれば、リクエストをするのがいいでしょう。

私達のおすすめとしては、60年台棟の4階です。

60年代棟は、
・フロント棟(フードコート、バス停も)に近い。
・スカイライナーの乗り場にも近い。
・4階なら、部屋の窓や廊下からパークの夜の花火を見られる可能性がある。

こんな特徴があります。
私達は60年代棟の4階に泊まり、たびたび花火を眺めていました。

↑コンセントもたくさんありました。
USBもあるので、充電関係で困ることはないと思います。

※注意1
リクエスト機能は、本当にただのリクエストで、希望を伝えるだけになります。
部屋の確約ではないので、気を付けてください。
早めにリクエストすると、希望が叶う可能性が高い印象があります。

※注意2
リクエスト機能が使えるのは、公式サイトのみです。
ミッキーネットからはできないので、レストランやファストパスの予約をするのと同じように、公式サイトから行ってください。

ランドリールーム(服の洗濯、乾燥)

他のホテルにもありますが、ポップセンチュリーにもランドリールームがあります。
もちろんここも、車椅子のまま入ることができます。
中の通路も広いので、車椅子を押して移動することも可能です。

※ちょこっとメモ
洗濯用洗剤は、このランドリールームにも売っていましたし、おみやげコーナーにもありました。
ただ、日本で売られているものとは成分などが違います。
大事な服を傷めないためにも、日本から買って持っていくのをおすすめします。

※注意1
ランドリールームに入るには、ルームキー(マジックバンド)が必要です。
ドアには鍵がかかっているので、忘れないようにしましょう。

※注意2
洗濯も乾燥も、支払いはクレジットカードです。
現金は使えなかったような……。

ランドリールームに行くなら、ルームキーとともにクレジットカードも持って行く方がいいでしょう。
料金は洗濯機、乾燥機ともに2ドルでした。

※注意3
洗濯機も乾燥機も、壊れていて使えないものがあったりします。
どちらもたくさん設置されているので、使用中ではないものの中で使いたいものを選び、よく確認してから支払機で支払いをするのがおすすめです。
支払いをしたあとでも、ちゃんと返金されます。
ただし、キャンセル操作をしなければなりません
当然英語の表示しかありませんので、かなり面倒です。
ですので、よく確認してから使うのがいいでしょう。

隣のホテルに行ける

ポップセンチュリーの隣には、アートオブアニメーションリゾートがあります。
徒歩10分ちょっとくらいなので、車椅子を押しても歩いていける距離にあるのです。
ポップセンチュリーとは売っているおみやげも少し違いますし、フードコートのメニューも違います。
ポップセンチュリーのご飯に飽きたら、アートオブアニメーションに食べに行く(テイクアウトも可能)なんてこともできます。

アートオブアニメーションは、フロント棟の中にディズニーアニメのラフなどが飾ってあります。
ホテルの棟の外観にも、ディズニーアニメのキャラクター像がデザインされていたりします。
一見の価値あり、というくらい綺麗で可愛いくて壮観です。
このホテルに泊まらなくても、ポップセンチュリーから散歩がてら見に行くことができるのは、なかなかお得かなと思います。

ポップセンチュリーとアートオブアニメーションは、ホテルの敷地が丁度、川(?)で仕切られています。
そこにかかっている橋を渡れば隣のホテルに入る、という造りです。
この橋のところに、上でも書いたスカイライナーの乗降口があります。

おまけ

ポップセンチュリーのおみやげコーナーには、スカイライナーのグッズが売られています。
スカイライナーのグッズは、停車駅のみの限定販売のようです。
パークでも、エプコットとハリウッドスタジオでしか売っていないようなので、ポップセンチュリーなどのホテルでゆっくりじっくり見ることができるのは嬉しいですね。

網走水産

まとめ

ポップセンチュリーに宿泊するメリットは、
・ディズニーホテルなのに料金がリーズナブル
・スカイライナーを利用できる

これに尽きると思います。
特にスカイライナーは、エプコットとハリウッドスタジオを行き来するのにとても便利で快適です。

ただし、新婚旅行や何かの記念日で豪華に楽しみたいという場合には、あまり向かないかもしれません。
そうではなく、フロリダのリゾートに長期滞在するし、ホテルに帰ったらシャワーを浴びて寝るだけ、だから宿泊料金を抑えたいという方には、かなりおすすめのホテルです。

ホテル選びは、旅の中でもとても重要なものの一つだと思います。
想像と違ってがっかり、ということになると、せっかくの旅行も台無しになってしまうかもしれません。
フロリダのリゾートには長めに滞在する方が多いでしょうから、失敗したくないですよね。
ですのでぜひ、この記事を参考にしていただけたらいいなと思います。

早めにホテルなどの予約をしておくと、余裕ができて他の準備も楽になります。
できるだけ早くホテルを選んで予約し、他の準備も万端にして、フロリダへ旅立っていただければなと。
そしてがっつりと、海外のディズニーリゾートを満喫してきてください。

タイトルとURLをコピーしました