せっかくフロリダのディズニーリゾートまでやってきたのですから、ここでしか味わえない食事を楽しみたいですよね。
この記事では、車椅子を利用しながら私達がWDWで食べてきたもの、その中でもおすすめのもの、店内の様子などをご紹介します。
ご年配の親御さんは、毎日アメリカンな料理だと飽きたりするかもしれませんので、その対処法もあわせて、シェアしていきたいと思います。
ウォルトディズニーワールドの食
アメリカの食事は、なんとなくスゴそう、というイメージがあると思います。
実際にスゴいです。
量がまず、日本のサイズの倍くらいあります。
お腹が空いてるからと、一人一人前を注文すると、食べきれずに後悔することの方が多いように思います。
味にしても、極端に甘かったり、塩辛かったりとびっくりしてしまうものもあります。
個人的な考えですが、大体の方が、特にご年配であればあるほど、滞在期間の早いうちに向こうの味に飽きてしまう可能性が高いです。
それでもお腹は空くので、何か食べないといけませんよね。
そういうふうにお困りの方も含め、おすすめしたいのが、カウンターサービスのお店や各パークにあるワゴン販売の食事です。
カウンターサービス
カウンターサービスとは、レジで注文をしてそこで支払いをすませ、注文したものをカウンターで受け取って、店内のテーブルまで自分で持っていって食べる形式のお店のことを言います。
日本のパークでも、予約の必要がないレストランは大体この形ですよね。
フードコートなんかと同じと考えていいと思います。
このカウンターサービスのお店ですが、WDWでは日本よりもかなり数が多く、充実しているイメージがありました。
各店舗ごとに特色のあるメニューが置かれているので、自分の好みにあったものや量を選んで食べることができます。
車椅子での利用
向こうの休日やイベントなどによって差はあるでしょうが、私達が行ったクリスマスのイベントが開催中の12月は、そこまで混雑している印象はありませんでした。
それどころか、日本に比べるとかなり空いている感じがしました。
混雑が少なく、店内のお客さんも少ない、という点から考えても、車椅子でも利用しやすいです。
並ぶレーンは、狭いお店もないことはないですが、大体は日本よりやや広く感じ、車椅子を押すのも比較的楽でした。
レジや料理を受け取るカウンターは日本と同じで、車椅子を利用していても手が届くような高さに設計されています。
自分で席を確保しないといけませんが、どこの店内もわりと広々としていて、通路も車椅子を押しても困るような狭さではありませんでした。
WDWでは車椅子やベビーカーの利用者が多く、みんなテーブルの近くに置いておられるので、私達も気兼ねすることなくテーブルの脇に置いて、食事を楽しむことができました。
通路がふさがれて困っていると、向こうのお客さんがわざわざ食べる手を止めて、荷物や椅子をどけてくれたりします。
向こうでは本当にどの方も親切に接してくださるので、どのパークでもサンキューサンキューと言っていたように思います。 ほんとに感謝です。
値段が安い
カウンターサービスのほとんどのお店は、リーズナブルなお値段で食べることができます。
テーブルサービス(席まで案内してもらい、食事も席まで持ってきてもらえる形式)のレストランでは、一人100ドル前後になることも多いようです。
これに加えてチップも発生しますので、かなりいい金額になりますよね。
カウンターサービスだと、一人20ドルもいかないくらいでお腹いっぱいになります。
チップも、基本的には払わなくて大丈夫です。
長く滞在すると食費もかさみますので、節約したい方にはカウンターサービスのお店がいいと思います。
誰かのお誕生日だとか、何かの記念日といった場合にテーブルサービスのレストランを利用して、他はカウンターサービスで食べるのがおすすめです。
量を選べる
WDWに限らないと思いますが、向こうの料理はとても量が多いです。
テーブルサービスのお店であれば大抵がコースになっていて、一人一人前ずつ頼まなければならないこともあります。
そうした場合、メインにたどり着くまでにお腹いっぱいになってしまって、そのあとは全部残してしまったりと、勿体ないことになるかもしれません。
カウンターサービスのお店でもセットになっていることは多いですが、メインのものにフライドポテトやリンゴのスライス、それと飲み物がつくくらいのものです。日本のパークと大体同じですよね。
私達は三人でしたが、二人前をシェアして丁度いい量でした。
こういうことができるのも、カウンターサービスの強みだと思います。
予約の必要がない
逆を言えば、予約ができないということになりますが、たまたま見つけておいしそうだったからふらりと立ち寄ることができるのは、メリットだと思います。
WDWで予約できるレストランは大抵が大人気で、何ヶ月も前から予約が必要なところもあります。
苦労して予約したにもかかわらず、なぜか結構な時間を待たされた、という方もいらっしゃるようです。
カウンターサービスの場合は、もしも混雑していたなら、他のお店に行くこともできます。
苦手なものとかアレルギーが出てしまうような食材が使われていた場合でも、そのお店を避けることもできます。
気軽に予定を変更できるのも、自由度が高くていいですよね。
おすすめのお店とメニュー
カウンターサービスがおすすめなのはわかったけど、
「お店はどこがおすすめなの?」
「メニューはどんなものがあるの?」
「車椅子を押すのは大丈夫?」
などなど、気になることは多いと思います。
ここからは、私達が車椅子を利用して食べてきたフードメニューを書いていきたいと思います。
食べて失敗(?)したものもあるので、それも合わせて、パークごとにご紹介します。
※私達がWDWに行ったのは、2017年12月です。今はメニューが変更されたりなくなってしまっているものもあるかもしれませんので、注意してください。
マジックキングダム
(Magic Kingdom)
コロンビアハーバーハウス(Columbia Harbour House)
ここはサーモンやエビ、ロブスターといった海鮮系のメニューが楽しめるお店です。
鶏のむね肉の唐揚げ(Chicken Breast Nugget)なども置いてあります。
海鮮好き、特にエビやロブスターが大好きな方にはおすすめです。
このお店は、お昼時など、店内では結構並びます。
レジのレーンがあまり広くないので、車椅子を利用していると狭いと感じますが、それでも気後れすることなく並びましょう。
回転がわりと早めなので、そこまで待つことなく注文できますよ。
マカロニチーズは、チーズ好きにはたまらない一品です。
チーズソースを柔らかめのマカロニがまとい、口に運ぶとねっとり濃厚なチーズソースの風味が広がります。
チーズ味は濃いですが、塩辛すぎないところもいい印象でした。
それに、上にはぷりぷりの小エビが乗っていて、柔らかいマカロニとの食感の違いが楽しいです。
ロブスターロールは、ロブスターの身がもりもりで、食べ応え抜群です。
ロブスターの身は、エビとカニの中間くらいの食感で、ぷりぷり、しゃきしゃき、しっとり。
それに優しい味のマヨネーズソースがよく合ってました。
パンもふんわり柔らかめで、ロブスターの食感が楽しめるようになっています。
ロブスターをがっつり味わいたい方にはとてもおすすめのメニューです。
下に写真がありますが、ポテトチップスもセットでついてきます。
ただ、ポテト自体が分厚くてしっかりと揚がっているので、歯の弱い方は注意が必要なくらいの噛みごたえです。
塩加減も程よく、がりがり食感が好きな方には嬉しい料理でした。
コールスローサラダは、日本のものより野菜がランダムな大きさでカットされていて、ざくざくしゃきしゃきの食感が味わえます。
酸味や塩味がひかえめな印象で、濃いものを食べたあとにさっぱりとさせてくれる嬉しいメニューです。
アメリカンな食事の中でも、日本でもそれなりにメジャーなメニューでかなり食べやすく、野菜が食べたいなと感じたときに注文するのがおすすめです。
WDWでは結構な数のお店で扱っているようなので、このサラダを覚えておくといいと思います。
クラムチャウダーに関しては、賛否が分かれそうでした。
使われている貝に臭みがあり、これが気になる方にはいまいちな味になってしまうようです。
それが気にならない方は、貝の味がよく出ていて、とろっとろの濃厚スープがおいしいと感じると思います。
とろみがかなり強めでシチューっぽく、量もたくさん入っているので、一緒にいる方とシェアするのがおすすめです。
コーヒーはスターバックスも含め、パーク内の全体的に、日本で飲むものより味が薄く、香りも少ないと感じました。
量は多いのでたっぷり飲みたいという方にはおすすめですが、日本のコーヒーを飲み慣れていて、それが好きという方には、物足りないかもしれません。
フロリダ州は、アメリカ国内でもオレンジの一大生産地です。
そういうわけで、オレンジジュースはWDW内のどこにでも売られています。
甘さと酸味のバランスが絶妙で、とてもおいしいです。
パーク内などでも1グループに1本は必ず持ち歩いているくらい、人気のジュースでした。
柑橘系が苦手でない方は、ぜひお試しください。
オレンジも丸ごと売られていたりもするので、果物がほしくなったら買って食べるといいと思います。
薄皮もそこまで口に残る感じではなく、何よりジューシーで甘いです。
※ホテルを含め、リゾート内の果物はそこそこの高級品です。びっくりするほどの金額ではありませんが、それでも値段を確かめてから買う方がいいと思います。
エプコット(Epcot)
ヨークシャーカンウティフィッシュショップ(Yorkshire County Fish Shop)
ワールドショーケース(World Showcase)のイギリス館にあるこのお店は、フィッシュ&チップスが有名です。
フィッシュ&チップスとは、タラの揚げ物とフレンチフライ(フライドポテト)がセットになった食べ物のこと。
タラの揚げ物は天ぷらに近く、味付けした小麦粉をビールで溶き、その衣をつけて油で揚げます。
揚げ物なのに油っぽくなくとてもさっぱりしていて、衣も重くありません。
外はカリッと、中の魚の身はふっくらしていて、食感的にもおいしいです。
衣に味がついているので、味付けをせずそのまま食べられますし、スパイスの香りも食欲をそそります。
お好みで、脇に置いてあるワゴンにタルタルソースやマスタード、モルトビネガー(麦芽で作られたお酢)がありますので、これらをつけて食べるのもいいでしょう。
中でもおすすめは、モルトビネガーをかけて食べることです。
モルトビネガーは、日本の穀物酢よりもかなり酸味がまろやかで、コク深いのが特徴です。
お酢が苦手でなければ、ぜひ一度試してみてください。
写真の量で11ドルを超えるいいお値段ですが、エプコットに来たら必ずこれを食べてほしいくらいに、とてもおいしいです。
揚げたての熱々で提供されますので、冷えたビールとよく合います。
ポテトもほくほくですよ。
近くのお店でギネスビールも売っています。
まあまあいいお値段ですが、黒ビールが好きな方は試してみてはどうでしょうか。
ブランジェリー・パティセリー(Les Halles Boulangerie-Patisserie)
ワールドショーケース(World Showcase)のフランス館にある、超人気のパン屋さんです。
チーズを使ったパンと、ケーキなどのスイーツ、ワインのメニューが充実しています。
ご飯の代わりに食べるなら、チーズとパンが好きな方、またワインが好きな方にはたまらないお店です。
パンの一つ一つが5ドルを軽く超えてくるので高めな印象を受けますが、大きさもそれなりに大きいです。
ご飯代わりでも、一つ食べればお腹いっぱいになりそうなくらいのボリュームがあります。
サラダも9ドルを超えるので高いのですが、やっぱり巨大です。一人では食べきれないので、何人かでシェアするのがおすすめです。
写真もがっつりチーズのパンですよね。
このパン2つは、注文するとその場でトーストしてくれました。
とろっとろにとろけたチーズと、少し香ばしくなったあったかいパンを味わえます。
ハフハフと食べると、いい具合にチーズが伸びたりして、チーズ好きには最高のパンです。
また、どちらのパンも塩気が丁度よく、チーズの濃厚さとコク、香りを味わえます。
クロワッサンは、ハムとチーズの相性がとてもよく、カリカリフワフワなクロワッサン生地ともよく合います。
クロワッサンのバター風味と小麦の甘さに、ハムとチーズの絶妙な塩加減が最高です。
クロックムッシュは、なんといっても外側のチーズのカリカリ食感です。
噛むとスナックのようにカリッとしていて、チーズの香ばしさがあとからやってきます。
パン生地もわりとしっかりめなので、噛めば噛むほどチーズの塩気と香り、コクがじわじわと出てくる一品です。
※ただし
このお店は大変わかりづらいくらい、奥まったところにあります。
店内もそれほど広いとは言えず、ここに行くまでの通路も、テーブルや椅子が並んでいるせいもあって狭いです。
超人気のお店なので、店内も混雑しています。
さらに言うと、店内のイートインスペースも狭く、席が埋まっている印象があります。
私達は夜のご飯時に行ったので、人で溢れかえってました。
ここを車椅子で行くとなると、押す方も大変だと思います。
もちろん、車椅子を押しながら並ぶことはできるので、できれば一緒に並ぶのがいいと思います。
それが難しい場合は、店外の邪魔にならないところにいてもらった方がいいかもしれません。
ショーケースなどを写真に撮り、車椅子の方とどれがいいか相談してから列に並ぶとか、少し手間はかかりますが、そういった対策を取るのもありかと。
ここはもう一つ問題があって、↑にもメニューのつづりを書いてありますが、ショーケースに並んでいるパンなどの名称はフランス語なので、読めないものが多いです。
英語で注文するのも苦戦するのに、フランス語で書かれたものを発音しなければならないのは、相当にハードルが高いです。
ちょっと気合いを入れる必要がありますが、英語は通じますので、ここはほしいものに指をさして、あれがほしいと、伝えましょう。
このお店は、品物を買うまでに色々な苦労がありますが、パンとチーズが好きな方にはとてもおすすめですので、ぜひ行ってみてください。
ファイフ&ドラム・タバン(Fife & Drum Tavern)
ワールドショーケース(World Showcase)のアメリカ館にある、ポップコーンなどの軽食を置いているワゴンタイプのお店です。
このお店に、WDWにきたら絶対に食べた方がいい、ジャンボターキーレッグ(Jumbo Turkey Leg)が売っています。
並んでいる時間もありますが、外なので、車椅子でも気兼ねすることなく列に入ることができます。
ここで買って、どこかのベンチやテーブルなどで食べる形になります。
私達は、この近くにあるワゴンで売っていたバドワイザーを買い、ブランジェリー・パティセリーまで持っていって食べました。
東京のリゾートにもターキーレッグはありますが、その2~2.5倍くらいの大きさで、重量は1kgを超えていると思います。
女性が持つとかなり重く感じ、男性でも片手で持って食べていると、すぐに腕が疲れて持ち替えないといけないくらいです。
他のものも食べたいなら、一つを何人かでシェアすることをおすすめします。
その大きさもさることながら、味もまあまあいけます。
驚くほどおいしい、とは言えませんが、照り焼き風の甘じょっぱい味付けで、ご飯があれば進む味です。
塩気もそこまで強くないのでそのままでも食べられますし、ビールと合わせると最高です。
ターキーレッグは、WDWの名物と言ってもいいくらいで、日本に帰ったときのおみやげ話のネタにもなりますので、食べてみてはいかがでしょうか。
ターキーレッグは他のパークのお店にもありますので、その日の気分などに合わせて食べるのもいいでしょう。
このお店にはミッキーの形のプレッツェルもあります。
パーク内で見かける外国の方のほとんどがこれを食べていたので、どんな味なのか気になり買ってみました。
プレッツェルだけ食べると、さくさくとした食感のパンという感じで悪くないです。
所々に粒状の塩がついていて、その塩気と小麦の甘さが相まっておいしいです。
日本人だと、飲み物と一緒じゃないときつい、と感じる方が大半かもしれませんが、私はおいしくいただけました。
問題は、これについているチーズソース(写真左)です。
チーズはねっとりと濃厚で香りもいいのですが、とにかく塩辛いです。
味が濃いものが好きな方でも、しょっぱいと感じるくらいの塩辛さです。
このプレッツェルはプレーンのまま食べるにはいいですが、チーズソースはいらないと感じました。
硬いパンや食パンの耳が苦手な方には、あまりおすすめではありません。
サンシャインシーズン(Sunshine Seasons)
ランド館にある大型のフードコートです。
中はとても広く、色々なものが売っているのが特徴のお店です。
アジア料理やお寿司、スイーツ系まで揃うので、エプコットに来てご飯に迷ったら、ここに来るといいと思います。
ご飯ものや麺類もあるので、日本食が恋しくなったときも、ここに来れば何かしらを食べることができます。
全体的に味も悪くなく、そこそこ食べられる印象でした。
とにかく広々としているので、車椅子での移動も楽ですし、席も気にすることなく座れるのがいいです。
このメニューは注文の際、ご飯とヌードルのどちらにするかを聞いてもらえます。
ご飯は確か、インディカ米(タイ米など)だったような気がします。
それだったら麺の方がいいなということで、そのときはヌードルにしました。
特別おいしくもまずくもなく、まあ食べられるというくらいの味で、アメリカ風の中華といった感じです。
味は、とろみがあって甘辛です。
ヌードルも、硬すぎず柔らかすぎずのゆで加減で、どちらかというともっちりしています。
腰はあまりないですが、この甘辛い味に合ってました。
名前を忘れてしまったのですが、写真のようなタコス的なものもあります。
これは見た目通り野菜がたくさん入っているので、あっさり食べられます。
コールスローのような感じで、お酢とマヨネーズの味なので、食べ慣れてておいしいと感じると思います。
お昼ご飯に丁度いいので、ランチで訪れたときに見かけた場合は、試してみてはいかがでしょうか。
ここでは甘味も食べました。
日本で食べるものと同じで、表面が香ばしくキャラメリゼされているので、上のぱりぱり感と、下のプリン部分のねっとりと蕩ける感じが相まって、食感がとてもいいです。
味も、ほろ苦さと甘さがいいバランスでした。
アメリカのスイーツは、食べられないくらい甘い、というイメージがありましたが、これはそんなに甘くなく、甘いものが得意ではない方でも食べられると思います。
スイーツ大好きな方は大丈夫かもしれませんが、量が結構あるので、一緒にいる方とシェアして食べるのがいいでしょう。
桂グリル(Katsura Grill)
フロリダのパークで、日本食が食べられる数少ないカウンターサービスのレストランです。
お世辞にもおいしいとは言い難いですが、それでも日本食が恋しくなった方は、ここに駆け込むのがいいと思います。
お寿司や丼物、うどんやラーメンなどがあるレストランで、店員さんも日本人です。
何より、日本語で注文したり、会話ができることが嬉しすぎます。
結構いいお値段のメニューが並びますが、日本語で応対してもらえるというサービスも含めての金額だと思えば、納得できるかなと思いました。
車椅子を押してここに入る場合は、少し坂になっているので押すのが大変です。
車椅子が通れる道も細いので、人が立ち止まっていたりすると通れません。
が、私達が行ったときは割と空いていたので、お店に行くのにそこまで苦労することはありませんでした。
写真にも写っていますが、野菜が目立ちます。
スープが豚骨ベース(?)の味噌味で、どちらかというとこってりしているので、野菜があるのが嬉しいです。
スープの味はしょっぱすぎることはありませんが、だし(?)的なもののパンチが足りないと感じました。
麺は縮れ麺で、卵味だったように記憶しています。
ゆで加減も悪くありませんでしたが、スープと絡んでいるかというと、そうでもなかったように思います。
日本で食べるとおいしいと感じることは難しいですが、日本食を恋しく思っているときに食べると、なかなかにいい味だと感じることができるかもしれません。
写真でもわかるように、どんぶりにサラダまで乗っています。
照り焼きのたれが、甘じょっぱいというより、甘い味の方が強いです。
甘いのが好きな方にはいいと思いますが、醤油の味が行方不明なので、味はだいぶぼやけています。
海老もぷりぷり感に欠けますし、チキンもぼそぼそとまでは言いませんが、それに近いです。
さらにご飯が、日本のものに比べるとかなりぱさぱさです。
日本のご飯が食べられると思って期待して食べると、間違いなく裏切られます。
照り焼きのたれの味もよくないですし、海老、チキン、ご飯のクオリティも残念ですが、アメリカで食べる日本食はこういうものだという体験をしておくのも、悪くないと思います。
日本食が食べたいときにこれを食べれば、口に合わなくても幸せに感じるかと。
ラーメンと照り焼き丼は悲しい結果でしたが、写真のお寿司は、このお店で私達が食べた中では一番のおすすめです。
日本のスーパーやコンビニと変わらないくらいの品質で「アメリカでもおいしいパックのお寿司が食べられるんだ!」と感動するくらいの味でした。
しかも、カリフォルニアロールが食べて驚きでした。
噛むと、ご飯がふんわりとして柔らかく、巻かれている野菜のしゃりしゃり感と相まって、いい食感が味わえます。
お酢の利き加減も程よく、海苔の風味まで感じることができました。
夜にもう一度、このお寿司だけを買って食べたほどです。
お値段はなかなかですが、日本食を恋しいと思っているときにこれを食べると、本当に恋しそうなくらいおいしいと感じると思います。
ここではキリンの一番搾りや、サッポロビール、梅酒まで飲むことができます。
さらに店員さんのサービスで、写真のようにミッキーのマークを描いてくれることもありますので、日本食に飢えたときはこちらに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ハリウッドスタジオ
(Hollywood Studios)
ABCコミサリー(ABC Commissary)
ハンバーガーやシーフード、グリルチキンなどが食べられるお店です。
ファストフードなどをがっつり食べたいというときに向いていて、一つ一つのメニューがボリューム満点です。
カウンターサービスのお店ではありますが、店内は広く、ボックスの席もあるので、ゆっくりと座って食べることができます。
車椅子でも注文の列に並ぶのは狭く感じませんでしたし、席と席の間隔もあることから、車椅子を脇に置いても問題ありませんでした。
何より、屋根があって空調が効いていることが高ポイントです。
この日は12月でしたが、日が照っていてとても暑かったので、この涼しいお店は天国でした。
ハリウッドスタジオのクイックサービスのお店は、外で食べるところが多い印象があります。
そんな中でここは、日差しも雨も気にしなくていいオアシス的なイメージでした。
BBQプラターは、バーベキューポークリブ(豚のあばら)とグリルチキン、それからコールスローかフライドポテトがセットになったメニューです。
写真でもわかるとおりものすごいボリュームで、一人で攻略するのはなかなか難しいと思います。
一つ注文して、何人かでシェアするのがおすすめです。
ポークリブは甘辛のたれで焼かれていて、ちょっと甘めに感じました。
でも肉が骨からほろほろと取れて柔らかく、脂身も程よくておいしいです。
手がべとべとになりますが、ぜひ手で持ってかぶりついてほしい一品です。
グリルチキンも、ポーク同様にとても柔らかく、手でも簡単にバラして食べることができます。
外はぱりっと、身はジューシーでしっとりとしていて、日本の専門店で食べるものと変わらないくらいの食感です。
味も、スパイスがいい感じで効いており、ぱりっとした皮目と柔らかい肉質にとてもよく合いました。
塩気も丁度よく、日本人でも好きな味だと思います。
フライドポテトは、高級なハンバーガー屋さんで食べるものと同じくらいおいしいですよ。
ケチャップやマヨネーズ、BBQソースなどは自分で好みの量を取ってこれるので、好きなものをつけて食べると、またおいしいですし、新たな発見があるかもしれせん。
アンガスバーガーも、インゲン豆(?)かリンゴのスライスか、フライドポテトの中から一つを選べるセットメニューです。
このバーガーは本当にアメリカンな感じで、お肉が分厚くて食べ応えがあります。
肉質は柔らかいですし、とてもジューシーで、かじり付くと肉汁がじゅわっと溢れ出るくらいです。
塩気も、チーズが入っていてもフレッシュな野菜が挟まれているので、食べたときに丁度よく感じさせてくれます。
パンもサクッとしていて、お肉や野菜、ソースとよく合う食感と味になっていました。
アメリカのハンバーガーが食べたくなったら、ここに来てみてはいかがでしょうか。
このバーガーを食べると口の中が少しこってりするので、サイドメニューをリンゴにするのがおすすめです。食べるとさっぱりします。
※ちょこっとメモ
手が汚れるメニューが多いので、ウェットティッシュなどを用意しておくと安心です。
フェアファックスフェア(Fairfax Fare)
ここはオーダーする窓口が3つくらいあり、それぞれに注文できるメニューが違います。
ジャンボターキーレッグがあったり、ホットドッグがあったり、メキシコ料理があったりと、色々とメニューがありますので、ここに行けば、何か一つは食べたいものが見つかると思います。
中でも、ここではみんな、メキシカンを頼んでいました。
メキシコ料理好き、辛い食べ物が好きな方には特におすすめのお店です。
テーブルや椅子はたくさんありますが、結構混雑します。
ただ、完全に外なので、車椅子で注文列に並んだり、車椅子を置いてテーブルの席に移って食べるのも苦になりませんでした。
ただし、外が暑いときは直射日光が当たってしまう席が多いので、熱中症や日焼けに気を付ける必要があります。
天気のいい日は、お昼より夜に来るのがおすすめです。
雨が降っているときも、利用するのは難しいと思います。
サンドウィッチは、ほろほろになった豚肉を裂いたものが挟まれていて、それがとても柔らかいです。
肉汁がたくさん出てくるタイプのお肉ではないのですが、噛めば噛むほど肉のうま味が出てきて、甘辛いソースの味も相まってとてもおいしいです。
意外に野菜もたくさん入っているので、わりとあっさり食べられます。
プランテン(バナナに似た何か)とコーンのグリルがついてきて、これらと一緒に食べると、よりさっぱりと食べられます。
すみません。エンパナーダ(写真右の揚げ物)については、味は覚えていません。
この写真には載っていませんが、このセットについてくるブラックビーンズがどうしても食べたくて注文しました。
ブラックビーンズは黒インゲン(?)の煮込み料理で、結構辛いです。そして甘みもあります。
辛いのが苦手な方は食べない方がいいですが、辛いのが大丈夫で、豆料理が好きな方にはかなりおすすめなメニューです。
甘辛かと思いきや、ベースはいい塩加減で、ビールにとてもよく合うと思います。
日本の豆料理と同じく、豆が潰れてどろっとしていて、食感も舌で潰れるくらい柔らかいです。
噛んでいると豆の甘みも出てきて、しょっぱいのに辛くて甘い、というおもしろい味が楽しめます。
コーンの奥にご飯が写っていますが、これはシラントロ(パクチー)ライスです。
が、パクチーを期待して食べると、まったくパクチーの香りも味もなくてがっかりします。
また、パクチーが嫌いな方は、パクチーが入っていることで食べられないと思うので、どっちも幸せになれない残念なご飯でした。
ピゼリッゾ(PizzeRizzo)
ハリウッドスタジオの中でもかなり奥まった端っこにあるレストランです。
ピザの専門店で、ピザ好きな方にはたまらないお店です。
時間もあるでしょうが、私達が行ったときはかなり空いていました。
レジがたくさんあり、車椅子で注文するにも並びやすいです。
店内も広々としていて二階席まであるので、お客さんが多く入っても席は空いていたりします。
車椅子もテーブルの横に置けますし、通路も広いので迷惑にならずにすみます。
日差しも雨も気にすることなくくつろげる空間なので、休憩するのにももってこいなお店になります。
ピザはもちろん焼き立てが出てきます。熱々のまま食べられるのが最高です。
生地はどちらのピザもふっくら焼き上がっており、食べるともちもちの食感が味わえます。
シカゴピザ(極厚でパイのようなピザ)とまでは言いませんが、ピザ生地が驚くほど食べ応えがあり、一人で一つ食べると相当満足できると思います。
チーズのピザは、焦げたチーズの香ばしさと、濃厚なチーズの味が特徴です。
表面がカリッとしていて、口に入れるとチーズの塩加減とまろやかさ、生地のもちもち感と小麦の甘さがすべて一緒に味わえます。
チーズと小麦の組み合わせが大好きな方の欲望を満たしてくれる、悪魔のようなメニューです。
ベジタブルも、やはりチーズが幅をきかせています。
カリカリともっちりの中に、野菜のしゃきしゃきとした歯触りが加わり、食感だけでもとても楽しめます。
味も、チーズの濃厚さに、野菜の甘みとみずみずしさのさっぱり感が加わるので、あっさりと食べたい方には、こちらのピザがおすすめです。
写真にも写っていますが、これらのピザにはサラダもセットでついてきます。
ピザだけ食べていると飽きるかもしれませんが、サラダがあるので、意外とぺろっと食べられると思います。
ピザはどれも、そこそこ味が濃いので、ビールと合わせるのが最高です。
ティラミスも、イタリアンを意識しているお店なので、程よい甘さで食べやすかったです。
下の方にちゃんとエスプレッソ(?)が染みた生地があり、上のマスカルポーネチーズの甘さとほろ苦さがマッチして、甘味が苦手な方でも食べられそうな味でした。
一口食べると、ねっとりとしたマスカルポーネと、下の方の生地が溶け合って、とてもクリーミーで、スイーツを食べてる、という気分になる幸せの食感です。
スイーツ大好きな方なら一つ丸ごと食べられるかもしれませんが、そうでない方は、まあまあの大きさなので何人かでシェアするのがいいでしょう。
アニマルキングダム
(Animal kingdom)
ヤク&イエティローカルフードカフェ(Yak & Yeti Local Food Cafes)
アニマルキングダムの中でも大人気のお店です。
時間を外しても行列ができているイメージがあるお店で、実際に結構並びます。
メニューは、アジア料理が盛りだくさん。
様々なアジアの国の料理がずらりと並んでいて、アジア系の料理が食べたくなったら、ここに来れば何かほしいものが見つかるくらい、バラエティに富んでいます。
ハンバーガーやサンドウィッチに飽きてきたら、ここに来てみてはいかがでしょうか。
大人気で並ぶのは必至ですが、屋外なので狭いと感じることはなく、車椅子でも安心して並ぶことができます。
天気がよすぎたり悪かったりすると困りますが、お店のテーブルも外にしかありませんので、そもそもこのお店を利用することが困難です。
ご自身に程よい天気のときにくることをおすすめします。
テーブルの間隔は、お客さんの数に対して狭いですが、奥の方は空いている印象でした。
ゆっくり食べたいときにはあまり向いていませんが、ささっと食べて次のアトラクションに行くぞ、という方にはいいお店だと思います。
ここはコリアンBBQリブ(Rib Tips)が人気のようですが、カレーが食べたかったのでカレーを頼みました。
インド料理やネパール料理のカレーを食べ慣れている方であれば、これはとてもおすすめです。
スパイスが効いていますが、そこまで辛い印象はありませんでした。
色々なスパイスを感じられて、香りがいいです。塩加減も丁度いいので、ご年配の方でも食べられると思います。
肉類は入ってなかったように思いますが、野菜や豆類が盛りだくさんで、インディカ米のご飯もついてるので食べ応えがあります。
日本のカレーのようにどろっとしておらず、さらさらのカレーです。
けれどこのスープのようなルウが、インディカ米とよく合います。
ぱさついているご飯がカレーをたくさん吸ってくれるので、とても絡みがいいです。
口に入れるとするっとなくなってしまうくらいのご飯で、そこに野菜のシャクシャク感と、お豆のほろっと潰れる感じが一緒に来るので、食感も楽しいです。
写真には撮っていませんが、ホットドッグ(American Kobe Beef Hot Dog)も食べたのですが、ちょっと残念でした。
ホットドッグというと、ソーセージの他に、酢漬けのキャベツやタマネギなどの野菜も入っているものをイメージしていましたが、ここで食べたものはソーセージのみが挟まれているだけでした。
食べると、やっぱりというべきか、イメージとだいぶ違って、しゃきっとした食感が足りませんでした。
ソーセージもそこまで味がよかった印象がなく、ホットドッグってこれじゃない感が漂ってくるメニューです。
ひょっとしてこれを料理された方が、野菜を入れ忘れたんでしょうか……? と感じてしまいました。
ディズニースプリングス
(Disney Springs)
アールオブサンドウィッチ(Earl Of Sandwich)
スプリングスの中でもかなり有名で大人気な、サンドウィッチ専門店です。
かなりの行列で、店外までお客さんが溢れてしまうことも珍しくないそうです。
私達が行ったのは18時くらいでしたが、外まで並んでいました。
店内もお客さんでかなり混雑しているので、車椅子で並ぶのはなかなかに気合いが必要です。
パークと同様、ここでも車椅子を利用するお客さんも多いので、気後れすることなく並ぶのがいいと思います。
店内、店外ともにテーブルがありますが、数が少ない印象で、このお店で食べるのは難しいように思います。
ホテルに持って帰ってゆっくり食べるのも、一つの方法かなと。私達はそうしました。
余裕があれば、ホテルの電子レンジで温め直して食べるのがいいでしょう。
ツナがたっぷりとサンドされていて、パンよりも強くツナの食感があります。
ツナの味はかなりあっさりで、マヨネーズ味もそこまで効いていません。
イエローマスタードがあれば、それをつけて食べるととても合うと思います。
パンはふわふわで柔らかく、具を邪魔しないような味になっていました。
小麦の甘みなどはあまり感じることなく、口に入れるとふわっ、サクッと消えてしまうくらいです。
これも、ターキーのお肉がたっぷりと詰まっていて、噛むとやっぱりターキーの味わいが口いっぱいに広がります。
ベリー系(?)の甘酸っぱいソースが使われていて、ターキーの脂とも相性がよく、さっぱりと食べられます。
若干甘めなので、ご飯の代わりにするのが難しいですが、それでもターキーがたくさん入っているので、ボリューム感はあります。
パンはツナと同じで、ターキーの味を邪魔せずターキー感をとてもよく味わえるサンドでした。
パンだけではバランス的に心配な方には、写真の他にもサラダメニューがあるのが嬉しいです。
このサラダはイタリアンドレッシングで、主に入っていたのがペンネだったので、日本でも食べ慣れた味でした。
見た目通りの味なので、安心して食べられます。
アメリカらしく、BBQサンドが人気らしいので、今度行ったときは食べてみたいと思います。
ホテルでの食事
(Disney’s Pop Century Resort)
私達が泊まったのは、ポップセンチュリーホテルです。
フロント棟には広々としたフードコートがあり、たくさんの飲食物が置かれています。
ハンバーガーからアルコール類、スイーツやお菓子、果物、各種ジュース、牛乳の果てまで売っていて、スーパーに行かなくてもほとんど買えてしまうくらいの品揃えです。
ただ、ここで作ったフードメニュー以外の、水とかジュース、果物などは割高になってしまいますので、気を付ける必要があります。
ネットスーパーで買った方がかなり安上がりになることも。
ですので、ここでのおすすめは、下に貼った写真のような、このホテルで調理されたメニューです。
混雑する時間はもちろんありますが、それでも注文列も広いので、車椅子でも安心して並ぶことができます。
テーブルの横に車椅子を置いても、通路も狭くはありませんので、邪魔になることはないと思います。
また、遊び疲れたり暑さでバテて食欲がなくなってしまうこともあるでしょう。
そういったときにも、ホテルの部屋に帰ってゆっくり涼みながら、サラダやフルーツなどの軽食ですませることもできます。
体調が優れないときは無理にパークなどで食べず、ホテルの部屋でだらだらしながら食べるのもありだと思います。
※ちょこっとメモ
ホテルのフードコートで買ったものは、そのフードコートだけでなく、自室に持って帰って食べることもできます。
自室で食べるなら、落ち着いて食べることができるので、かなりおすすめです。
外で食べると車椅子の置き場に困る可能性もなくはないですし、盗難を気にしなくてもいいので安心です。
撮り忘れたものもありますが、一日のうち一食をホテルの食事にしても飽きないくらい、メニューが豊富です。
全体的に若干味が濃いめで、ご飯がほしくなるものが多いです。
ただ、フロリダは暑くてよく汗を掻くので、味が濃くてもそこまで気にならず、サイドメニューでサラダなどを選べば、わりとさっぱり食べられます。
味もそこまで、口に合わない、と感じるものはなく、とびっきりおいしいとまでは言えませんが、充分に食べられる味です。
お肉やポテトが好きなら特に、おいしく食べられると思います。
サイドメニューも、写真のようにたくさんあります。
大体のメニューが、メインにこれらのサイドメニューを2つつけることができるので、バリエーションもかなり増やすことができます。
味についても、感動するほどおいしいと感じるのは難しいですが、まあまあ食べられます。
野菜を使ったメニューが多いので、肉に飽きたという方や野菜が食べたい方にとっては嬉しい品揃えです。
フロリダでは野菜不足になる、という方が多いらしいので、ホテルでこれらのメニューを食べるのもありではないかと。
写真には撮っていないのですが、朝限定(?)でサラダなどが置いてあるコーナーに、キュウリのピクルスが売っていました。
アメリカのキュウリって、ズッキーニと間違うくらい太短いんです。これがキュウリ? と思うくらいずんぐりしています。
このピクルスはちょっと塩辛いのですが、お酢が効いていて、スパイシーで、とてもおいしく感じました。
母がはまって、毎朝漬け物代わりに食べていたほどです。
お酢が苦手でなければ、ぜひとも試していただきたい一品です。
日本食ラブな方には重要
日本食が大好きな方、またはご年配の方は、日本食が恋しくなる可能性が高いと思います。
そういう方は、電子レンジでチンすると食べられるご飯や、お湯を注いだらできるインスタントのお味噌汁やカップ麺、ふりかけ、梅干しなど、保存の効くものを、日本から持っていくことを強くおすすめします。
ちなみにカップ麺は、エプコットの日本館にも売っています。
が、一つ4、5ドルとかなり高級なお値段なので、現地でカップ麺を食べたい方は、持っていった方がいいでしょう。
ご飯にしてもカップ麺にしても、かさばりますし、重くなります。
けれど向こうで食べればその分荷物はなくなりますので、帰りは楽です。
荷物にスペースができた分、おみやげを買うこともできます。
ですので、食料は持っていって損はないと思いますよ。
パークで遊び疲れたら、ホテルに帰って部屋でご飯を食べよう、なんてこともできますしね。
持って行ってよかった食料
・チンするご飯
・インスタントのお味噌汁
・梅干し
私の家族は、梅干しの梅翁園さんの梅干しが大好きで、ずっと買って食べています。
それを、液漏れ対策をしてWDWまで持って行きました。
これとお味噌汁があれば、朝ご飯を食べるときはおかずいらずで、しっかりと腹ごしらえができてしまいます。
アメリカンな食事ばかりの中、これを食べるととても安心しました。
日本食が恋しくなったときは、この梅干しとご飯の組み合わせが最高です。
・ドリップバッグコーヒー
父親と私はコーヒー好きなのですが、上の方で書いたとおり、WDWのコーヒーはあまり口に合わなかったので、持って行ってとても助かりました。
UCCの簡単にドリップコーヒーを作ることができる、一袋ずつ小分けされたものが18袋入ったお徳用のものを持って行きました。これは家でもよく飲みます。
日本のパークに泊まりで出かけるときも、これを持って行きます。
朝はこれを飲むことができて、幸せになりました。
電子レンジ
大体のディズニー直営のホテルでは、誰でも使える電子レンジが置いてあります。
私達が泊まったポップセンチュリーホテルは、フロント棟のフードコートにありました。
ホテルによっては部屋についている場合もありますので、電子レンジを利用する予定のある方は、事前に調べておくのがいいでしょう。
お湯
WDWのホテルの水道水は飲めるので、沸かせば充分に使えます。
硬水(?)なので、日本の軟水を飲み慣れているとおいしくは感じませんが、それでも海外で水道水がそのまま飲めるのは貴重なので、ものすごく助かりました。
※一度沸かして白湯として飲むのがいいと思います。
お湯は、フードコートで無料で手に入るらしいですが、私達は海外旅行用の小型の湯沸かしケトルを持っていきました。
これが大活躍してくれました。
白湯を作っておくと、たくさん水を買う必要がなく節約にもつながりましたし、持っていったお味噌汁も飲むことができたので、大変心が安らぎました。
この湯沸かしポットは使い捨てしてもいいくらいの値段の安いものもあるので、お湯が必要な方は購入して持っていくことをおすすめします。
電源
フロリダでは、電源プラグの形は日本と同じです。
けれど、電圧が違います。
購入の際にはお気をつけください。
110~120Vか、それ以上(240Vなど)対応のものであれば大丈夫です。
食器類
インスタントのお味噌汁などを飲みたい場合は、耐熱性の使い捨てのカップを持っていった方がいいと思います。
また、紙皿や電子レンジ対応の食器などがあると、とても便利です。
歯の調子に不安のある方は、プラスチック製のナイフを持ち歩いていると、小さく切って食べられるので助かる場面が多い気がします。
お箸はいらないですが、気分的にお箸で食べたい方は持っていった方がいいでしょう。
飛行機の機内食
これはおまけですが、一応写真を撮ったので掲載します。
機内では運動しませんので、ほとんどお腹が空きません。
そんなところに、結構な頻度で食事(おやつも含む)が出てきます。
気圧の変化で味を感じにくくなっていることもあって、あまりおいしさを感じることができないのが残念です。
ANAでの各食事は2~3のメニューがあり、その中から好きなものを選ぶことができました。
ANAの機内食1回目
夕食と朝食……になるんでしょうか、2回出てきます。
お寿司やハーゲンダッツが出てきたりして、エコノミークラスでもなかなか豪華だと思います。
味も、まあまあいけます。
お腹が空かないので、量も多く感じるくらいのボリュームです。
お手ふきやお箸、ナイフやフォークなど、食器にも不便を感じることはありませんでした。
ただし、エコノミークラスだと席が狭いですし、時折揺れるので食べにくいですが。
ANAの機内食1回目
ANAの機内食の夜食?
ANAの機内食2回目
こちらは帰りのANAの機内食です。
帰りはアメリカから積んでくるので、洋食よりのメニューになってました。
ただ、冷たいうどんがついていたり、わさびまであるのがおもしろかったです。
このわさび、一袋入れるとものすごく効くので、注意が必要です。
疲れなど、体調のこともあるのでしょうが、帰りよりも行きの方が食事はおいしかった印象です。
行きは日本から積んでくるから……というのもあるのかもしれませんね。
写っているサンドウィッチは、夜食(?)として出てきました。
多くの方は寝ていて、食べてない人の方が多かったように思います。
私は食いしん坊なので、母の分まで食べました。
まとめ
・記念日など以外は、カウンターサービスのお店を利用する。
・困ったときはここ、というお店を事前に調べておく。
・おみやげ話のネタになりそうな食べ物は、できるだけ体験しておくのがおすすめ。
・混雑していても気合いを入れて並ぶ。
・車椅子からお店の席に移れるなら、できるだけそこに移って食べた方がゆっくりできる。
・日本食が大好きな方は、日本からご飯やお味噌汁といった保存が効く食料を必ず持っていく。
・遊び疲れたら無理をせず、ホテルに帰ってご飯を買い、部屋でくつろぎながら食べる。
・お湯が必要になりそうなら、海外旅行用の湯沸かしケトルを買って持っていく(電圧の違いに注意!)。
・食器類やウェットタオルなどを用意しておくと便利。
・エプコットの日本食レストランに、過度の期待をしない(カリフォルニアロールはおいしい)。
上記のようなところでしょうか。
いくらアトラクションやショーがよくても、食がよくなければ旅行は台無しになったりするかもしれません。
それくらい、旅行においてご飯は大事だと、私は思っています。
できれば、WDWならではのおいしいものが食べられればいいのですが、そればかりでは飽きてしまうこともあります。
WDWで遊ぶと当然疲れますので、その状態で飽きたものを食べると、余計においしく感じませんし、思い出としてもいいものが残らないと思います。
ですので、飽きたときの対策用に日本からインスタント食品を持っていったり、疲れたら無理せずホテルの部屋に帰ってゆっくり食べるのも、一つの方法だと思います。
WDWでは、アメリカ料理だけでなく世界の食事を楽しむこともできます。
フロリダのオーランドは、日本からは本当に遠く、人生のうちに何度も訪れることは難しいでしょう。
ですのでぜひ、現地でしか味わえない食体験を、一緒に旅行されている方と楽しく、共有してきてください。
いつになっても笑顔で話し合えるおみやげ話が、盛りだくさんになると思います。